困ったときはおにぎりだ
昨日の夕ごはんは、おにぎりでした。
うちはよく、おにぎりをつくります。
とくに、休日の朝に登場することが多いです。
わたしの幼少期は、日曜日の朝はパンと決まっていました。
テレビ番組「兼高かおる世界の旅」とセットで記憶している思い出です。
食パンにマーガリン、ジャム、スペイン風オムレツなどなど。
その習慣が抜けず、今も休日の朝はパンが食べたくなります。
パンと紅茶。
バターとジャム、はちみつ。
あれば果物を添えます。
冷凍したパンや、日が経って固くなったパンをせいろで蒸すのも最高です。
つやつやふわふわもちもちして、あれはもう別物ですね。
くせになります。
が、双子の食べる量が増えてきて、パンで家族5人おなか一杯にしようとするとお金がかかるので、最近はごはんにすることが増えました。
そこでよく作るのがおにぎりです。
6合くらい炊いて、双子用の小さいおにぎりと、それより少し大きいおにぎりを大量に作るのです。
蒸らしたごはんを、濡らしたさらしにとって、まずはざっとボール状にしていきます。
どんどん木の器に転がしていって、ぜんぶボールにしてから、塩をつけてにぎっていくのです。
10年以上前、海外ロケの仕事で毎朝おにぎりを作ることになりました。
巨匠フォトグラファーは、編集者手作りのおにぎりを喜んでくれて、同時に「おにぎりは小さいほうがいいよ」とアドバイスしてくれました。
今でもその言葉通り、大人用でも小さめに作ります。
小さいほうが食べやすいし、手を伸ばしやすいと感じています。
とはいえ、大きいおにぎりの魅力も捨てがたいです。
母がよく、お弁当に「山賊おにぎり」を作ってくれました。
大きなおにぎりのあちこちに、いろんな具が入っているのです。
写真:熱いのでさらしは2枚重ねにしています。木の器を使うのは米粒がくっつきにくいから。土井先生の本では杉板を使っていました。焼きのりは1枚を帯状に4等分して、斜めに巻き付けます。こうするとまんべんなく包めます。
この作り方は土井先生の本で知りました。
おかげで、大量のおにぎり作りのハードルがグッと下がりました。
具は入れません。
具を入れたいなと思うときもあるのですが、
にぎるペースが乱れることを考えると、
結局、塩にぎりになってしまいます。
これに熱いほうじ茶があれば、もう何もいりません。
いつ食べても、何度食べても「おいしい!」と叫んでしまいますよ。
余ったら、おやつや昼ごはんに流用できるのもいいところ。
出かけるとなったら、竹の弁当かごに詰めて持ち出します。