一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

味噌づくりは遊ぶように

f:id:gyogo:20170613125259j:plain

写真:今年2月に仕込んだ味噌。木桶とホーロー容器に眠っています。2回に分けて計20kgちょっと仕込みました。

 

 

 

「味噌をつくってます」というと、「すごーい」と一目置かれます。

えっへん。

 

 

でもですね、じつは簡単なんですよ。

子どもを巻き込んで、遊びながらつくれるんですよ

 

 

 

手順は以下の通り。

 

1.大豆を一晩水に浸す

2.ゆでる

3.つぶす

4.塩切麹(塩と生麹を混ぜたもの)とまぜる

5.団子にして容器に投げ入れる

 

 

「大豆をゆでるのが~~」とおっしゃるあなた、圧力鍋があれば早いです。

味噌づくりの日までに何度かに分けて「ゆでる→つぶす→冷凍」でストックしておけばだいじょうぶ。

友人のやり方です。

 

 

以前、20kg仕込んだときは、近所のお豆腐屋さんに相談して「ゆでる→つぶす」までをやってもらったこともあります。

 

 

ゆで大豆をつぶすのは、

 

・フードプロセッサー

・ミンサー

・すり鉢

・厚手の大きなビニール袋に入れて口をとじ、足で踏む(破れないように注意)

・たらいにゆで大豆を入れ、厚手のビニール袋を切り開いたものをかぶせて、足で踏む

 

といった方法を組み合わせます。

 

 

ハイライトは、団子にして容器に投げ入れるところ。

 

ここで子どもがわらわら寄ってきます。

 あんまり小さいお子さんだと、ただおもちゃにされるだけなのでご注意ください。

 

 

ひとりでしこしこやってもいいんですが、家族総出で、もしくはお友だちと集まってやるのがおすすめです。

うちも、東京では友だちを呼んでワイワイ仕込んでいました。

 

f:id:gyogo:20170613130104j:plain

写真:平らにならした味噌の上に、うちでは酒粕(板粕)を載せています。カビ防止のためでもありますが、みそ味の酒粕になって、肉や魚のいい漬床になるんです。

 

 

寒仕込みといって2月ごろに仕込むのが推奨されていますが、いつ作ってもいいんです。

真夏でもいいんです。

 

もちろん発酵の進み具合や味は変わってきますが、それもまたおもしろいじゃないですか。

そもそも、毎年同じ時期に作っても同じ味にはならないですから。

 

麹と大豆の割合によっても味が変わります。

 

保存する容器(ホーロー、木桶、陶器のかめ……)によっても変わります。

 

大豆じゃなくて、ひよこ豆でもできるそうですよ。

 

麦麹でつくると麦みそになるよ。

 

 

……ね、楽しそうでしょ?

 

 

 

麹は、ここ数年はずっと福井県の「マルカワみそ」で買っています。

marukawamiso.com

 

 

ここ青木村では、麹をおこすところからやっているグループもあります。うちも、いつかやってみたいなぁ。 

 

 

くわしい作り方はネットで調べるといろいろ出てきますので、お好みのやり方でトライしてみてください。