味噌づくりは遊ぶように
写真:今年2月に仕込んだ味噌。木桶とホーロー容器に眠っています。2回に分けて計20kgちょっと仕込みました。
「味噌をつくってます」というと、「すごーい」と一目置かれます。
えっへん。
でもですね、じつは簡単なんですよ。
子どもを巻き込んで、遊びながらつくれるんですよ
手順は以下の通り。
1.大豆を一晩水に浸す
2.ゆでる
3.つぶす
4.塩切麹(塩と生麹を混ぜたもの)とまぜる
5.団子にして容器に投げ入れる
「大豆をゆでるのが~~」とおっしゃるあなた、圧力鍋があれば早いです。
味噌づくりの日までに何度かに分けて「ゆでる→つぶす→冷凍」でストックしておけばだいじょうぶ。
友人のやり方です。
以前、20kg仕込んだときは、近所のお豆腐屋さんに相談して「ゆでる→つぶす」までをやってもらったこともあります。
ゆで大豆をつぶすのは、
・フードプロセッサー
・ミンサー
・すり鉢
・厚手の大きなビニール袋に入れて口をとじ、足で踏む(破れないように注意)
・たらいにゆで大豆を入れ、厚手のビニール袋を切り開いたものをかぶせて、足で踏む
といった方法を組み合わせます。
ハイライトは、団子にして容器に投げ入れるところ。
ここで子どもがわらわら寄ってきます。
あんまり小さいお子さんだと、ただおもちゃにされるだけなのでご注意ください。
ひとりでしこしこやってもいいんですが、家族総出で、もしくはお友だちと集まってやるのがおすすめです。
うちも、東京では友だちを呼んでワイワイ仕込んでいました。
写真:平らにならした味噌の上に、うちでは酒粕(板粕)を載せています。カビ防止のためでもありますが、みそ味の酒粕になって、肉や魚のいい漬床になるんです。
寒仕込みといって2月ごろに仕込むのが推奨されていますが、いつ作ってもいいんです。
真夏でもいいんです。
もちろん発酵の進み具合や味は変わってきますが、それもまたおもしろいじゃないですか。
そもそも、毎年同じ時期に作っても同じ味にはならないですから。
麹と大豆の割合によっても味が変わります。
保存する容器(ホーロー、木桶、陶器のかめ……)によっても変わります。
大豆じゃなくて、ひよこ豆でもできるそうですよ。
麦麹でつくると麦みそになるよ。
……ね、楽しそうでしょ?
麹は、ここ数年はずっと福井県の「マルカワみそ」で買っています。
ここ青木村では、麹をおこすところからやっているグループもあります。うちも、いつかやってみたいなぁ。
くわしい作り方はネットで調べるといろいろ出てきますので、お好みのやり方でトライしてみてください。