一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

わが名作レシピ 2016-2017 vol.2

この1年間の名作レシピ(当社比)を振り返る企画、夏にうつります。

 

 

夏は、いろんな方から自家製野菜をいただきました。

特に、おとなりの90歳を過ぎてなお畑に出ているおじいちゃんからは、なす、トマト、きゅうりをたびたびいただきました。

すごくおいしい野菜を作られるんですよ。

 

 

反対側のおとなりさんからは、夕顔の実をいただきました。

台所から見えるおとなりの庭に、巨大なへちまのような実がなっていて、なんだろう? と思っていたら夕顔の実でした。

食べ方は冬瓜とほぼ同じです。

みそ汁の実としても活躍してくれました。

 

 

 

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●夏野菜の揚げ浸し

わたしがいちばん好きな夏の料理は、なすの揚げ浸しです。

作るときは、これでもかとたくさん作ります。

作りたてもよし、だしがしみてトロトロになったのもたまりません。

 

作っているときもわくわくします。
なすに切れ目を入れるのも、封を切ったばかりの油で揚げるのも、なんだかとってもいいんです。

 

そうめんに添えたら立派なごちそうになります。

 

 

 

 

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●なすの西安(手前)

また、なすです。

なす大好きです。

この西安風は友人AさんがFacebookで紹介していたレシピです。

Aさんのお母様が当地を旅したときに習得したレシピだとか。

片栗粉をまぶして揚げたなすに、にんにく、しょうが、長ねぎ、山椒、塩を炒めたものをたっぷりとからめます。

大量のなすがあっという間におなかにおさまります。

 

右上は冬瓜か夕顔の実、厚揚げ、オクラをだしで炊いたものです。
夏らしい煮ものです。
冷やしてもおいしいですよ。

 

あとは、間引きにんじんのロースト(黄色いのはなたね油です)、トマト、イカの刺身ですね。

 

 

 

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●牛すじ肉とトマトの麺

牛すじは見つけると買って、まとめて煮ておきます。
いったんゆでこぼして、調理ばさみで切って、柔らかくなるまで煮るので少し手間ですが、スープも身もかなり使えます。

中国料理に牛肉とトマトの麺というのがあって、そのイメージで作りました。
味付けは、白たまりと塩がメインだったかな。

 

麺は、このときは中華麺ではなくそうめんを流用していたかもしれません。

ゆでて刻んだオクラ、焼きなすも入れています。

 

ちなみに、焼きなすとゆでたそうめんをみそ汁に入れると最高ですよ。

祖母がよく夏に作ってくれた思い出の味です。

 

 

 

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●芽子にんにくと豚肉のしゃぶしゃぶ

青木村在住の友人H夫妻は、芽子にんにくという野菜を作っています。
発芽したにんにくですね。
青木村の新名物として絶賛売り出し中です。

 

これがまた、とってもおいしいんです。
そのままてんぷらでもいいんですが、豚肉との相性がばつぐんです。

 

韓国料理のお店で、山にんにくの葉の醤油漬けと、蒸した豚肩ロースを葉野菜や漬物でくるんで食べる料理があって、大好物なんですけれども、それをほうふつとさせる味です。

 

レタスもこのしゃぶしゃぶに合いますね。
こちらはレタスの産地が近くて新鮮なので、味がぜんぜん違います。

 

って、しょっちゅうレタスのおいしさについて語っているな。
いや、それほど衝撃だったんですよ。
かつて、レタスをこんなにおいしいと思って食べたことはなかったですから……。

 

 

 

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●ピーマンと玉ねぎのあんかけ焼きそば

これは思いつきの即席料理ですね。

 

焼きそばの麺だけ先に中華鍋で焼いて皿に移します。
ところどころ茶色くなるように、あまりいじらずに焼きます。
そうすると、食感と味にアクセントがつきますよ。

 

ピーマンと玉ねぎを炒めて、うーん、干しエビと干し貝柱も入れたかな? 肉っ気はなかったような。あんまりよく覚えていませんが、塩味ベースで最後に片栗粉でとろみをつけた記憶が。これを麺にのっけて食べます。

 

お酢と練りからしを添えるとばっちりです。

 

 

 

……今年はなかなか暑くならなくて、食卓にも夏野菜はまだあまり登場していません。

 

ここ数日でようやく暑くなってきたので、もう少ししたら直売所に地物が並ぶでしょう。

 

こちらの夏は短いので、しっかり楽しみたいと思います。