ピーマンの煮物 2017.7.23
朝ごはん
・ごはん
・みそ汁(切干大根、わかめ、油揚げ/いりこだし)
・朝ごはんセット
昼ごはん
・ざるうどん
・おとといのパスタのオムレツ
・ピーマンの煮物
夕ごはん
・ごはん
・鶏としょうがのスープ
・西安なす
・きゅうりとトマトの酢醤油和え
……雨の日曜日。
昼は、おとといのトマトソースフジッリの残りでオムレツです。
スキレットでパスタを少し炒め直してから、溶いて塩を少し入れた卵4個を流し込み、ふたをして弱火でじっくり火を通します。
卵がふくらんで、完全に火が通ったらできあがりです。
卵が若干スフレ風になるんです。
これ、スキレットだからこんな風にできるのかな?
ピーマンの煮物は、わたしの好物です。
くたっとなるまで煮たピーマンは、なんとも言えずおいしいのです。
1.ピーマンは、ヘタと種を取り除いて、半分に割ります。包丁を使わず手でやってください。
2.なたね油でいりこを炒めます。
3.いりこのだしが油にしみ出たなー、と感じたらピーマンを入れていりこ油を全身にまとわせます。
4.水をピーマンのかさの半分くらいまで入れて、ふたをして煮ます。
5.ピーマンがくったりしたら、塩で調味してできあがり。
これ、ネタ元は「なずなの会」「循環農法」で有名な大分のお百姓さん、赤峰勝人さんのレシピなんです。
赤峰さんはかぼちゃで作っていましたね。
わたしはこの「なたね油+いりこ+塩」の煮物が大好きで、それまでかぼちゃの煮物はそれほどでも……という感じだったのが、これで一気に好きになりました。
里芋でもおいしくできます。
ピーマンで作るときのコツは、なるべく肉厚なピーマンを使うこと。
食べごたえがぜんぜん違います。
なたね油は、低温圧搾で精製度の低いやつでお願いします。
(これ、しょっちゅう言ってるな)
画像:鹿北製油HPより。鹿北製油は、非遺伝子組換えの国産なたねを低温圧搾し無精製した油を扱っている、今となってはレアな製油メーカーです。
夜は、夫のリクエストで鶏の滋味あふれるスープです。
麻油鶏(まーよーじー)というスープがあって、それを一時期よく作っていました。
(こちらは、ブログ「ひぐま家の生活」で紹介されているのを見て以来、いとしのレシピとなりました)
たっぷりのごま油でスライスしょうがを炒め、骨付きの鶏肉を炒め、水を入れてコトコト煮るスープです。
今日はもっとあっさり作りたかったのでアレンジしました。
1.骨付きの鶏を水から煮てゆでこぼします。
2.あくがある程度出たら、鶏肉を水で洗ってそうじします。
3.2と水、スライスしたしょうがを鍋に入れ、煮立たせないようにじっくりスープを取ります。
4.あくや脂が出てくるので、適宜さらってください。
味つけは、まとめて塩で調味してもいいし、食べるときに各自で調味しても構いません。
今日は、手羽元とブツ切りをあわせて1.6キロほど使いました。
まだスープは残っているので、今後、ラーメンなどに展開していく予定です。
あとは、いとしの西安なすと、箸休めの酢醤油和えです。
西安なすも作り方を書いておきますね。
1.にんにく、しょうが、長ねぎのみじん切りをたっぷり用意します。
2.なすは輪切りにして水にさらしてあくを抜いておきます。
3.鍋にたっぷりのごま油を熱し、1を順番に入れて炒めます。塩、すりつぶした花椒(ホワジャオ/中国山椒)を混ぜます。
4.なすに片栗粉をまぶして油で揚げます。
5.揚がったらどんどん3の鍋に入れていきます。全部揚がったら、全体を混ぜてできあがり。
お好きでしたら、花椒はこれでもか! とかけてください。
友人Aさんから教わったレシピで、いくらでもなすが食べられます。
花椒入りなのでお子さん向けではないのですが……それでも作ってしまいます。
今回は、長ねぎの青い部分を入れたことでネトッとしてしまいました。
潔く、白い部分だけ使ったほうがいいかもしれません。
それにしても。
わがやの台所は、いろんな人のおかげで成り立っていますよ。
以前、スタイリストでありデザイナーである大橋利枝子さん(だったと思う)が「わたしは、いろんな料理家の方のやり方やレシピをちょこちょこ取り入れている“チルドレン”なんです」という主旨のことをおっしゃっていました。
「村上春樹チルドレン」などと言うときの“チルドレン”ですね。
わたしもまさにそうです。
集合知なんて言いますが、いろんな方がご自分の知恵や知識をシェアしてくださるおかげで、ほかの人の生活も少しずつ底上げされているのかもしれませんね。
ごちそうさまでした。
明日もごはんがおいしく食べられますように。