一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

こうちゃんのコーヒーレクチャー

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写真:やかんに水を入れるところから教授するこうちゃん。マジです。

 

 

このブログ、いつの間にか「読者」がおひとり減っていて、ちょっと悲しいgyogoです。

日々の食記録を淡々と記しているだけなので仕方ないっちゃ仕方ないんですが、そこをおもしろく、読ませるように書くのが腕というもので、よいムチになりました。

 

だからというわけではないですが、ひさしぶりに食記録以外のネタを。

 

gyogoの弟(9歳下)・こうちゃんが東京から遊びにきてくれました。

 

長男が最近、コーヒーを淹れるのに凝っていまして。

8歳にしてアイスコーヒー(しかもブラック)がおいしいとのたまう長男。

 

コーヒーといえばこうちゃんなので「淹れ方を教えてあげてよ」とお願いしたら、3日後に来ました。

速いです。

 

こうちゃんはコーヒーが好きで、師匠と仰ぐ人に教えを受けながら、自分なりに研究を続けています。

 

こうちゃんが青木村に来るのは移住前以来。

1年以上経っていますね。

当時しゃべっていなかった双子がバリバリしゃべっているので、驚いていました。

 

しかし笑ってしまうのが、双子はこうちゃんのことを「おじちゃん」と呼ぶのです。

わたしが「こうちゃんだよ」といちいち訂正するのですが。

おじちゃんで間違っていないのですが、なんとなく違和感が。

 

そんなこうちゃん、満を持してコーヒーの淹れ方を長男に伝授してくれました。

 

びっくりしたのが、オリジナルアイテムをこさえてきてくれたこと。

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写真:こうちゃんは屋号を「Wonder vogel」としていまして、そのカードと、「コーヒーマイスター検定10級」(こうちゃんオリジナル)なるものを用意してきていました。自筆なのが泣ける。しかしこのロゴ、すごくいいな! 鳥と陰陽マークが融合してるって、すごくないか!? 「旅するコーヒー屋」として売り出しなよと提案してみました。ちなみに、本来はWandervogel(渡り鳥)なんですが、こうちゃんは「不思議な渡り鳥」ということであえて「Wonder」としています。

 

 

教えるときに10工程に分けて、ひとつできるごとに「Wonder vogel」カードにシールをひとつ貼れるという仕組みにしていました。

 

さらに、自分の淹れ方を教えるのではなく、「いつもどうやって淹れてる?」ということを聞いて、そのやり方でひと工程ずつ丁寧にやっていくというふうに進めていました。

うちは、コーノコーヒー方式なんで、点滴ですね。

 

テーマは「達成」「がんばれば次の扉が開く」だそうです。

 

なかなかやりよる。

 

こうちゃんは、子どもとお年寄りに人気のある人でして、穏やかで優しい性格なので、やはり教え方も上手だと感じました。

せっかちなわたしにはできない芸当です。

 

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写真:おいしく入りました。

 

こうちゃんが人生に迷っているとき、ちょうどわがやに双子が誕生して人手が必要だったので、うちによく来てもらっていました。

双子が泣いても慌てることなく(心中ではテンパっていたのかもしれないけれど)、根気よく穏やかに付き合うことができるのは、すごいの一言でした。

こうちゃんが、子どもが得意であることがわかった瞬間でした。

 

その後、夫の実家にいっしょに遊びに行く機会があったのですが、そこでもおかあさんをはじめ、夫家のみなさんにとても気に入られ、今でも「こうちゃんは元気?」と尋ねられるほどです。

たった一度だけ、数時間会っただけなのに、おかあさんに「あの子は性格がいい」といわしめるのですから、本当にいい子なのですよ。

 

その後、民間の学童保育でアルバイトをして、やはり子どもに人気が出たこうちゃんなのでした。

今は、特養(特別養護老人ホーム)で働いています。

 

今日は、せっかくこうちゃんがレクチャーしてくれるということで、上田駅近くで自家焙煎しているコーヒー屋さんの豆を調達してきました。

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写真:上田市の「トータスコーヒー」の豆。中煎りと中深煎りを買ってきました。とてもおいしかったですよ。

 

そんなわけで、長男のコーヒー淹れスキルも上がりました。

 

こうちゃん、ありがとう!

 

またいつでも遊びに来てね。