鶏手羽先のポトフ 2017.10.18
朝ごはん
・ごはん
・みそ汁(大根、油揚げ/いりこだし)
・朝ごはんセット
・ほうじ茶
昼ごはん
・サンマとへしこいわしの魚素麺
夕ごはん
・鶏手羽先のポトフ
・白ワイン(ファンキー・シャトー/Strate cassee 2016)
……今日は夫がさつまいもを掘ってきました。
夏が終わり、不本意ながらすっかりほったらかしとなっていたわがやの畑、じつはひそかに実を太らせていた野菜があります。
それが、さつまいもです。
夫が、バケツいっぱい採ってきました。
うちが借りている畑は去年まで米を作っていた田んぼで、粘土質の水はけの悪い(稲作的に言えば水持ちのよい)畑です。
にもかかわらず、けっこう立派なさつまいもが採れてびっくり。
おそらくねずみにかじられたであろう跡もありますが、人間が食べる分は十分あります。
さてさて、どう料理してくれよう。
昼ごはんは、滋賀の名物「魚素麺」インスパイアの煮麺(にゅうめん)です。
とはいえ最初から狙っていたわけではなく、
スタート!> 精米した米がないなぁ
→ 麺にしようか
→ 余っている夏の素麺を使おう
→ 今時分はやっぱり煮麺か
→ (冷蔵庫を開けて)昨夜のサンマの塩焼きがある!
→ それじゃ足りないから……(物色)
→ おっ、へしこいわしが一尾残っていた >ゴール!
という思考回路を経ての「魚素麺」もどきです。
滋賀の魚素麺は、焼いた鯖を甘辛く炊いて、その煮汁で素麺をゆでて、鯖とともに供す料理です。
湖北地方、今でいう長浜市のあたりのものです。
その昔、農家に嫁いだ娘宛てに、田植えで忙しい時期に実家から「焼き鯖」が送られてきた「五月見舞い」という風習が元だそうです。
焼き鯖は煮ておけば持つし、その煮汁で素麺をゆでれば味付けいらず、おまけに素麺だからすぐ火が通るし、なるほど、農繁期には重宝されたのではないかと想像します。
うちのもどきはごく簡単で、煮麺用にだしパックでつゆを作り、魚はほぐすだけ。
あとは丼にそれぞれを盛っていけばOKです。
好みはあるでしょうが、焼いたサンマは意外に合いました。
へしこいわしは、完全に好みが分かれますね。
ほんの少し、それこそ魚醤を入れるくらいの気持ちで隠し味のように入れるといいかもしれませんね。
昨夜残った大根の鬼おろしも、入れちゃいました。
夜は、鶏手羽先でポトフを。
澄んだスープにしたかったので、鶏手羽先は一旦ゆでこぼします。
大きな鍋に、たてに半割りにしたにんじん、大きめに切ったセロリ、4つ割りにした玉ねぎ、ゆでこぼして掃除した鶏手羽先、クローブ、ローリエ、水を入れて火にかけます。
ゆでこぼしたおかげで、あくはほとんど出ませんでした。
ここに、二分の1個を4等分してスキレットで焼いたキャベツを入れ、昨日丸焼きにしたじゃがいもを皮をむいて入れれば、立派なワンプレートです。
塩はごく少なくしか入れていないので、各自適宜追加します。
じつは、キャベツは一緒にいれるつもりが、材料が多すぎて入らなかったのです。
それで、焼いて添えることにした次第です。
そのことでスープに香ばしさが加わり、あれ、これって災い転じて福となす的な展開?
瓢箪から駒?
アルマイトの大鍋を除けば、うちにある鍋でいちばん容量が大きいものは直径24㎝。
これだともう厳しい局面が、ちらほら出てきました……。
思わず、食後にストウブの大鍋を検索してしまいました。
基本的に調理道具は今以上増やさないつもりですが、もし買うとしたら、ストウブの大鍋と決めています。
んー、でもまだガマン。
まだ、その時ではない……(妖怪ウォッチの万尾獅子風に)
今日はどうしても白ワインが飲みたくて、それも先日買ったファンキー・シャトーの白が! ということで、開けました。
Strate cassee 2016は、セミヨン90%にソーヴィニヨン・ブラン10%という構成です。
といっても、ワインはよくわからないのですが。
酸味がしっかりありつつ、しっかりした白ワインでした。
長期熟成に耐えると書かれていて、素人のわたしでも頷ける味わいです。
いつも、コンビニで買う安い白ワインはすごくあっさりしていて、それはそれでよいのですが、飲みごたえのあるワインはやはり満足感が違いますね。
ファンキー・シャトーのワインは、どうしてこんなにおいしいのだろう?
いつか、作り手の方に取材したいです。
そうそう、夫のさつまいもは薪ストーブオーブンで焼いて、スイートポテトに仕立てました。
今、薪ストーブオーブンで焼かれています。
しかし、薪ストーブの温度が思うように上がらないため(ロストルの上に灰をためすぎた模様)、このあとはガスオーブンにバトンタッチすることになりそうです。
焼いて冷ましてから食べるので、明日が楽しみです。
ごちそうさまでした。
明日もごはんがおいしく食べられますように。