一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

つぎはぎカレーの全貌

先日、久しぶりにカレーを作りました。

冬の間は、不思議とあまり食べたいと思わなかったんですよね。

 

 

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写真:この日は骨付き鶏肉のカレー。ターメリックライスと、千切りキャベツを添えて。レタスだとより合います。千切りレタス添えは、かつて東京・赤坂は氷川神社近くにあった洋風総菜店「マナマナ」のビーフカレーの食べ方。

 

 

以前に投稿したかもしれませんが、わがやのカレーはいろんな料理研究家の方のレシピをパッチワークしたカレーです。

だもんで、標準的な作り方ではありません。

 

 

長男が小1のとき、宿題で「おうちのカレーの作り方を聞いてきましょう」というのがあり、ちょっと困ってしまいました。

質問項目がルーを使ったカレーの作り方をベースにしているため、回答不能の問いがいくつか出てきてしまい……。

長男に申し訳なくなってしまいました。

 

 

といっても、超こだわり! とかではなく、「ルーを使ったカレーが苦手」な夫と、「シャビシャビしたカレーが苦手」な長男、そしてわたしの好みをミックスした結果こうなった、というのが実態です。(それでも長男は、学校の給食で出るようなザ・カレーライスのほうがやっぱり好き。うちのはスパイスが強めでちょっと苦手なんだとか)

 

では、そんなわがやの“つぎはぎカレー”をご紹介していきましょう!

 

 

 

Step1.クミンシード、にんにく、しょうがの香りを出す

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鍋にかなり多めのなたね油(無脱臭・無脱色のもの)、クミンシード、すりおろしたにんにくとしょうがを入れて火にかけます。

焦げないように気をつけながら、香りを引き出します。

 

写真の木べら、「カレー」と書いてあります。

カレーなどスパイス香の強い料理はよくよく洗っても香りが取れないので、専用の木べらを用意しています。

 

 

 

Step2.玉ねぎを炒める

みじん切りにした玉ねぎ3個分を入れて炒めます。

飴色になるまで炒めるとよりおいしいとは思うものの、そこまで根気がないので薄茶色でよしとしています。

焦げには要注意ですが、つきっきりになる必要はなく、ときどきかき混ぜるくらいで大丈夫です。

 

 

 

Step3.肉とカレー粉を投入

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骨付き肉や、角切りの肉ならばこの時点で投入。

(薄切り肉なら、小林カツ代先生のレシピ通り、いちばん最後に一枚ずつ入れてさっと火を通します)

外側がだいたい白くなればOK。

カレー粉をふりかけて全体に絡むように混ぜます。

 

 

 

Step4.野菜ジュースを注ぐ

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ここで、あらかじめミキサーにかけておいた野菜ジュースを注ぎます。

 

内訳は、玉ねぎ2個、人参2本、トマト水煮1缶、じゃがいも2~3個(とろみ担当)、あればセロリなど。

水は、ミキサーがぎりぎり回る程度入れます。

ドロッとしたジュースができあがります。

 

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野菜ジュースを鍋に入れたら、全体がなじむように混ぜて煮込んでいきます。

焦げ付きやすいので、途中何度か底からかき混ぜてください。

 

 

 

Step5.味つけ

味つけは、「ウスターソース、醤油、塩」です。

 

 

 

Step6.完成!

見た目にも全体にまとまった感が出て、とろみがついたら完成です。

なめてみて、ザラザラ感があった野菜のつぶつぶが柔らかく溶けているのも目安になります。

煮込むカレー全般に言えることですが、できれば一旦火を止めて冷ます時間があるとより一体感が出ておいしくなります。

 

 

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ちなみに、カレー粉は「モティバイ家秘伝カレーパウダー」を使っています。

これの良いところは、独特の香りが素晴らしいのと、辛みが一切入っていないことです。

子どものいる家庭には助かります。

 

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写真:定期的にAmazonでまとめ買い。

 

よって、辛くしたい大人は食べるときにラー油をかけます。

 

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京都の「山田製油」のラー油です。

ラー油ブームのおかげで、とても全部は味見できないほどいろんなラー油がありますね。

わがやはここ数年、こればかりです。

 

 

カレーはみんな大好きで、たくさん作ってもだいたい翌朝でなくなります。

うまく残れば、さらにお昼にカレーうどんに展開することも。

 

 

ああ、書いているだけでカレーが食べたくなってきました。