一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

冬の朝はおじやが助けてくれる

本格的な冬がやってきました。

 

冬は、

夜に鍋をする機会が増える

→翌朝、残ったおつゆでおじや

というパターンが増えてきます。

 

夏だったら朝からおじやは気が進まないので、冬のお楽しみですね。

あったまるし、汁気があって食べやすいし、適当に作ってもかたちになるし、いいことづくめです。

 

そんなわけで、最近は朝、ずいぶん楽をさせてもらっています。

(というか、わたしが朝ますます起きられないヒトになっている……)

 

 

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この日は、前夜のごはんがそこそこ残っていたことから、おじやにしました。

だしパックでだしをとり、そこに「冷ご飯、干しあみえび、絹ごし豆腐、ゆでて刻んだ大根葉、溶き卵」を入れたものです。

味付けは白たまりオンリー。

おじやに絹ごし豆腐は、さらに優しさアップでおすすめです。

大根の葉は、買ってきてすぐにゆでておいたものです。

イチからゆでてとなると大変ですが、ゆでるだけやっておくと使うハードルが下がりますねー。

 

 

 

 

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あっ、このときも冷ご飯だけあったんだ。

で、冷凍とりがらスープと、みそ汁用に切ってあった大根と一緒におじやにしました。

味付けはまたもや白たまりのみ。

紅しょうががよく合います。

 

 

 

 

 

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ようやく、前日の鍋の残りが出てきました。

前夜は、鶏せせり入り豚しゃぶという贅沢な鍋をやりました。

そのスープです。

具は、鍋で余った白菜、鍋のだしに使った昆布、そしてちりめんじゃこです。

味つけは白たまりのみ。

残り物をきれいに使い切って満足でした。

 

 

 

 

 

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にゅうめんもおすすめです。

このときは、前夜が鶏肉とパクチーの鍋でした。

スープを沸かして、そこにそうめんを直接入れていきます。

麺がゆだったらOK。

直接麺を入れることで、軽くとろみがつくのがまたよいです。

ただ、塩気がちょっときつかったかな。

味付け済みの鍋だったのと、そうめんから意外に塩気が出て、お湯を足すことに。

 

 

 

おじやのバリエーションは無限です。

・冷ご飯か冷凍ごはんがあればOK。時間は少しかかるけれど、生米からでもOK。

・残ったおつゆがなくても、だしはふし粉、干しえびやちりめんじゃこだけでも十分です。

・朝なんで、具はなくてもだいじょうぶ。海苔をちぎって入れるだけでも。

・味付けは、塩だけ、味噌だけ、醤油だけ、どれもいけます。

・アレンジで、ごま油なんかを垂らしてもGOODですよ。

 

 

 

 

 

 

ポトフ三段活用

今週月曜日の夕ごはんは、ポトフでした。

 

生活クラブで珍しく「ポロねぎ」が出ていたので「これは!」と思い、あわせて牛すね肉と牛肩肉のブロックも注文。

 

レシピは、料理研究家の脇雅世さんのものです。

 

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じつはカブを忘れたり、ハーブで足りないものもあったんですが、おおむねレシピ通りにできました。

 

シンプルながらなかなか手間と時間のかかる料理で、しかしその甲斐のある味になります。

 

1.まず、深鍋に「牛ブロック肉2種、クローブ2本を刺した玉ねぎ、塩、黒粒こしょう、くず野菜とハーブをさらしで巻いたもの、かぶるくらいの水」を入れて火にかけます。

2.沸騰したらアクを取って弱火で1時間。

3.肉をよけ、スープを漉します。

4.深鍋に肉、スープ、セロリ、人参、ポロねぎ(長ねぎでもOK)を入れて火にかけてフツフツしてきたら20分。

5.煮崩れやすいじゃがいも、かぶを入れて10分。

6.お澄まし程度の塩味に整えてできあがり。

 

●牛肉は、レシピでは「バラ」「スネ」でした。煮込みに向く部位がおすすめです。

●くず野菜は、セロリの葉・人参の皮・ポロねぎの青い部分です。ハーブはタイムの小枝、ローリエ。

●玉ねぎは味出し専科で食べませんが、気になる方は別途ご活用ください。

●かぶの代わりに大根を入れました。かぶほど煮崩れないので4の段階で入れています。

●スープと具は別々に食べます。肉はスライスしてください。

●具は食べるときに塩、マスタードをつけます。

 

 

本場フランスでは、ポトフとはスープを味わうための料理だそうです。

なので、サーブするときは具は取り出して別の皿に盛り、スープはスープで味わうのです。

スープとおかずが一石二鳥の料理でもありますね。

 

食後は、肉はきれいになくなったものの、野菜はまだごろごろしている状態でした。

ポトフはリメイクしがいのあるメニューなので、ここからどう展開していこうか、しばし考えます。

 

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翌日。

今夜はロールキャベツと決めていました。

 

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今度は、高山なおみさんのレシピ。

『十八番リレー』(NHK出版・共著)という素晴らしい本があるんですが、それにのっていたものです。

 

ロールキャベツは、中に入れるものと味付けで、かなりのバリエーションが出ます。

 

作りながら、あるお店のことを思い出しました。

下北沢のロールキャベツ専門店で、いろんな味のロールキャベツを出していました。

すごくおいしかったですねぇ。

(改めて調べてみると、「OZENYA」という小さくてかわいいお店でした。ロールキャベツとスペアリブが売り)

 

しばらく経って再訪したら、なんと閉店していたのでした。

今もふと思い出す、おいしいお店です。

 

 

さて、高山さんのレシピは牛ひき肉を使い、冷ごはんとディルが入るのが特徴的。

ソースには生クリームを加えます。

なんとなくロシア風なイメージですね。

 

今回はディルと生クリームがなかったのでアレンジ。

ディルの代わりに、牛ひき肉には定番のナツメグを。

生クリームの代わりにバターを多めに溶かし込みました。

 

ここでポトフの出番です。

具は、少量のスープとともにミキサーにかけ、ポタージュ状にします。

スープは漉して、ロールキャベツを煮るスープとします。

 

ロールキャベツが煮あがるころに、ポタージュを適量入れて、スープを濁らせます。

(ポタージュの残りは冷凍します。解凍して牛乳と合わせたら絶品ポタージュになってくれるでしょう)

多めのバターとあいまって、クリーミーな味に。

 

高山さんのロールキャベツは1回で丸ごと1個使います。

くりぬいた芯や削いだ茎は刻んで具に入れ、包むのに使わなかったキャベツは一緒に煮てしまうという、なんとも始末の良いレシピなのです。

 

で、この一緒に煮たキャベツが素晴らしく絶品なんです。

 

実際、おつゆ人である三男は、このキャベツとスープばかり食べていました。

 

スープと、ロールキャベツ3個が残りました。

明日へ持ち越しです。

 

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そして本日。

ロールキャベツは3個だけなので、昼ごはんに起用します。

 

耐熱皿にロールキャベツだけ取り出して、上にパン粉、シュレッドチーズ、ケチャップをかけてオーブンへ。

くつくつしたら取り出します。

ロールキャベツのチーズ焼きです。

 

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そしてスープは温めて、冷凍グリーンピースとともにマグカップへ。

 

炊いたごはんといっしょにいただきます。

 

これがもう、箸が止まらないおいしさ!

チーズ焼きはもちろん、昨日スープに追加したポタージュとバターがよくきいていて、寒い日にふさわしいコクがうれしいなぁ。

 

大満足のお昼となりました。

 

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リメイクといえば……番外編でこちらもご報告です。

 

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先日の、豚スペアリブの叉焼風の漬け汁の再利用です。

鶏もも肉を漬けて、薪ストーブのオーブンで焼きました。

 

温度が高すぎたようで、なんとオーブンペーパーが黒焦げに。

あぶないあぶない。

 

火曜日のお昼に登板させました。

 

これも魅惑の味でしたねー。

久しぶりに、豚もも肉で叉焼を作りたくなってきました。

いや、丸鶏で「焼味(シュウメイ)」風にしてもいいかも!

(焼味というのは、中華料理屋の店先にぶら下がっている飴色をしたダックや叉焼などの焼き物のことです)

 

夢は広がります。

 

 

 

 

……冬場は煮込みや汁物が多くなるので、リメイクメニューも増えます。

 

今夜は鶏スープの豚しゃぶ、というのをやってみようと思っています。

明朝はおじやかな。

 

最近の朝は、前の晩の冷ごはんでおじやにすることが多いです。

夏におじやはまず食べたいと思わないので、冬だけのお楽しみですね。

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

 

こんだて試行錯誤

日々の献立、どうやっていますか?

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料理は好き、というわたしでも、毎日のこととなるとなかなかこれが大仕事です。

好きなぶん厄介、と言うべきか。

 

今は在宅で仕事をしているのでだいぶ変わりましたが、勤めに出ていた頃は、追いかけられるようにこなしていました。

力尽きて外食もよくしていましたね。

 

いろいろ試行錯誤のうえ、献立に頭を悩まさないシステム作りに手をつけてみました。

今日は、そこでわかったポイントを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

献立が決まっていないことのデメリット

そもそもの話ですが、献立が決まっていないとどんなデメリットがあるのでしょうか。

 

ざっと考えてみると、

1.食材にロスが出やすい

2.やっつけになる

3.朝ごはんを食べながら昼ごはんのことを考え、昼ごはんを食べながら夕ごはんのことを考え……というエンドレスループにはまる

4.よってイライラする(→家庭が荒れる)

といったデメリットが考えられました。

 

お財布的にも、精神的にも、よろしくないですね。

 

究極の解決法はやはり「一汁一菜」に尽きます。

ですが、もうチョットいろいろ食べたいなぁというわたしのような方もいるはず。

 

 

 

 

献立を決めないことのメリット

逆に、献立を決めないメリットは何かというと

1.そのとき食べたいものを作ることができる

2.縛られ感がない

3.ほかの人が台所に立ちやすくなる

ということでしょうか。

 

こう書きだしてみると、献立はあらかじめ考えなくても何とかなることがわかります。

ただ、そのためには「スキル」と「環境」が必要です。

 

「スキル」は、回数こなすことで自然に身についていきます。

「環境」は、

・使う食材や作る料理がある程度定番化している

・毎日買い物に行ける地理的、時間的条件

・ほかに料理ができる人がいる

 といったことでしょうか。

 

この条件を満たすまでは、献立をあらかじめ考えたほうが効率的かもしれません。

 

 

 

 

献立を決める前にやっておくことは4つ

1.食べるスタイルを定型化

 

最初に三食それぞれの「スタイル」を決めてしまいましょう。

スタイルを決めれば、考えなければならない部分を最小化できます。

 

たとえばわがやは、朝食は「ごはん+みそ汁+朝ごはんセット(ごはんのとも)と決めています。

ときどきパンケーキやパンを食べることがありますが、それはあくまでイレギュラー。

「時間に余裕のある休日」「週1回以下」を目安にしています。

 

昼食は、最近は「ごはん+前夜や朝の残り物」にしています。

残り物がない場合は「麺類」や「丼物」などワンプレートで簡単に済むものにしています。

 

そして、夕食に「そのとき食べたいもの」を作るようにします。

基本は「ごはん+おかず1~2種程度」です。

おかずが多いときは、それだけ余裕があったか、残り物を出しているかです。

 

もうすでにお気づきかもしれませんが、献立らしい献立は、実質ほぼ夕食だけなのです。

 

 

 

2.使う材料×調理法を定型化

「よく使っているなー」という材料をピックアップします。

「よくやってるなー」という調理法もピックアップします。

 

そして、両者を掛け合わせると……おのずと「よく作る料理」が浮かび上がってきます。

 

横軸に調理法、縦軸に食材という具合に表にするとすごくわかりやすいです。

たとえばこんなふう。

 

 

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空欄は無理に埋める必要はありません。

調理法もですが、使う食材も手を広げすぎないということは大事なことです。

放っておいても、食材のバリエーションは「旬」を追えばおのずと出てきます。

 

それでも、結構な数のメニューが出てきませんか?

7品あれば同じメニューは週に1回だけですから、それで十分ではないでしょうか。

 

ちなみに、こんな方法も。

わたしが参考にしている『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(KADOKAWA)の著者・尾崎友吏子さんは、平日夕ごはんをパターン化しています。

 

月…週末に作った煮込み料理

火…丼物

水…パスタ

木…ピラフ

金…焼きそばorカレー

 

それぞれに味付け、材料などで4パターンあれば、同じメニューは月1回しか出てこないことになり、バリエーションとしては十分すぎるほどです。

 

また、これは調理道具をむやみに増やさないためにも役立ちます

よく使う食材や、よくやっている調理法がざっくりでも把握できていると、

「あっ、これ便利かも」

「これ、いいなぁ」

と思ったときに、

「うーん、でもこの調理法、うちではあんまりやらないんだよな」

「これで作りたい料理って……一品しか思いつかない」

とブレーキをかけやすくなります。

 

 

 

 

3.使う調味料をしぼりこむ

から揚げひとつとっても、「鶏もも肉×醤油×小麦粉」の定番だけでなく、

・衣を片栗粉やごまにする

・味付けにカレー粉を入れる

・揚げた後にネギダレをかける

・もも肉をむね肉にする

等々、どんどん展開していけます。

 

そこでキーになるのが調味料。

 

面白いもの、変わったものについつい手を出してしまいがちなのが調味料ですが、ここをしぼりこむと料理が楽になってきます。

 

わたしはおおむね、こんな感じで揃えています。

 

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ここから増えたり減ったりすることもあります。

ワインや紹興酒がなければ洋でも中でも日本酒を、ごま油を切らしていたらなたね油を、というように、味に大きく影響しない限りは流用もします。

 

さらにスパイスで変化をつける方法もありますが、話が広がりすぎるので今回は割愛します。

 

「この調味料はどういう系統の料理に使うのか」が自分の中で明確になると、「食材×調理法×調味料」で無限に料理を生み出せるスキルにもつながっていきます。

同じ「鶏肉と大根の煮物」も、

・醤油、砂糖 →和

・バター、塩、こしょう →洋

・ごま油、塩、しょうが →中

という具合です。

 

また、冷蔵庫の奥に調味料を死蔵して自己嫌悪……ともさよならできます。

 

 

 

4.献立は詰め込まずマージン(余白)を

そして、献立は全食かっちり決め込むことはしません。

 

夕ごはんにもときどき、ワンプレートでかたちになる献立を組み込んでおいたり(麺類、カレー、ピラフなど)、週半ばの夕ごはんをわざと「空白」にしたりしています。

こうして、予定通りにいかないとき、体調がよくないとき、やる気が出ないとき、時間がないときに対応できるようにしておきます。

 

「空白」は、予定変更でずれ込んだ献立を吸収する余白です。

さらなるセーフティネットとして「宴会」「朝食と同じスタイル」(一汁一菜ですね)を切り札としておきます。

 

うちの現状では、平日に外食するのが事実上ほぼ不可能なのでこうなっていますが、そうでないお宅は「外食」も切り札になるでしょう。

 

 

 

 

献立は可視化する

作業は三段階に分ける

献立を考えるとき、わたしは三段階の作業に分けています。

 

step1.主な在庫を書き出す

step2.在庫をながめながらメニューを考えて、足りないもの(=買うもの)を書き出す

step3.1週間を限度に、決められるだけ献立を書き込む

→買い物へ

 

step1~3を通して大切なのは、きっちりやろうとしないことです。

 

在庫は目につくもの、早く食べてしまいたいものだけ書きます。

メニューは思いつくだけで構いません。

買い足すのは「いつもの食材」を中心に、作りたいメニューに合わせて。

 

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写真:前はこんなフォーマットも使っていました。左が「在庫」と「作りたいメニュー」、右が「買い出しリスト」です。細かい話ですが、買い出しリストは売り場別に作っておくと、漏れがなくなります。

 

予定や食材の都合などで早めに書き込んでいたほうがいい日もありますが、そうでなければあまり決め込まないようにしています。

 

なぜなら、苦しくなるからです。

スケジュールの突発的な変更、そして作る人のやる気に合わせて変えられる余地を残しておきましょう。

それが、先ほどお話した「マージン(余白)」です。

 

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写真:1週間分の献立表。日付の横は、食べる人の予定で献立に影響しそうなものを書き込みます。けっこうざっくりしているし、予定通りにならなかった日もあります。

 

これ、step1~3を通してものの10分で終わります。

しかも、やってみると頭と冷蔵庫の整理になりますし、向こう1週間は献立に頭を使わなくていいことになります。

 

  

 

ネット宅配ならさらに管理が楽に

今は、食材はネットで注文する宅配(生活クラブ)にほぼ集約しているので、もっと簡単になりました。

 

どの生協もそうなのでしょうか、基本的な食材以外は毎度注文できるとは限りません。

なので「これ食べたい!」を優先して注文します。

 

ただ、「注文したはいいが料理のしようがない」は困るので、同時進行で想定メニューをざっくり考えます

と同時に、冷蔵庫とストック食材を入れてあるカゴもざっと見ておきます。

これで、買い忘れも買い過ぎもなし。

 

注文を完了すると、注文したものがメールで一覧になって送られてきます。

これをWordファイルにコピー&ペーストしてプリントアウトし、台所に貼っておきます。

 

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写真:買いすぎた今週。想定メニューがわりと手のかかるものばかりになってしまい、ちょっとビビってます。翌週、翌々週の注文は控えめにしました。

 

 

実際に食材が届いて使いだしたら、使ったものから消していきます。

そうすると、少なくとも生鮮品に関しては在庫が一目瞭然になります。

 

いつも目につくところに貼ってあるのもポイントです。

リストを取り出して……なんてやっていたら、まず続かない!

 

 

ストックが可能な食材については、「このカゴにおさまるだけ」方式でざっくり管理しています。

 

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最後の1個になったら冷蔵庫横の小さなホワイトボードに書き込んで、補充を忘れない仕組みも作りました。 

 

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写真:食材以外のものも書き込んであります。これを導入してだいぶ「やばい、ない!」がなくなりました。

 

 

 

食べたいものが思い浮かばない問題

これもよく聞くお悩みです。

 

食べる人が複数人いると、Aはコレが苦手、Bはアレは食べない……という縛りがあって、なかなかメニューが決まりません。

つい、自分以外のほかの人たちの好みを優先してしまうのも、あるあるでは?

作る人の思いやりですね。

 

わたしは「献立は作る人が食べたいもので決める」でよいと思います。

自分の「これ食べたい!」でもいいし「これ食べさせたい!」でもいいんですが、作る人の内なる欲求がいちばんのモチベーションになるんではないかな、と思っています。

 

わたしは、わたしが作る限りは「自分が食べたいもの」を優先しています。

それでもし子どもが文句を言ったら「今日はこれしかないよ」と返します。

子どもがどうしても食べないときは、ごはんに鶏そぼろで済ますこともあります。(むしろ喜んで食べる)

 

とはいえもちろん、子どもが明らかに食べられない料理(辛いものとか)をメインにすることはありませんし、だれかが体調が悪ければ、そういう人でも食べられるものを作るという配慮はします。

 

給食がカレーだった日の夕ごはんがカレーになってしまったら、「うちのカレーはひと味違うのよ~」で堂々と出してもいいんじゃないかなーと思います。

 

食べたいものが思い浮かばないときは、書店に行ってグルメ本や料理雑誌、料理本を眺めてみてはいかがでしょうか?

「作れそうか否か」「栄養的にどうか」「カロリー」などは一旦脇に置いて、反射的に「食べたい!」と思うものをできるだけたくさん探すのです。

そうこうしているうちに、食べることに関する自分の「今の気分」が見えてくるはずです。

 

 

 

「何でもいい」にどう対応する?

いっしょに食べる人たちに「何食べたい?」と聞いたら、「何でもいい」と返ってきて脱力……。

これもあるあるですね。

 

これへの対応として、面白い返しがtwitterに転がっていました。

 

 

たぶんコツは、心を決めて、何度でも自動応答装置のように繰り返すことと、実際にドッグフードを出さないまでもチラつかせて本気を見せるか、だと推察されます。

 

ちょっと過激な手ですが、本気で悩んでいる方はやってみてもいいかもしれません。

もうちょっと穏便に済ませたい方には、自分が食べたいものを作る、はいかがでしょうか。

 

  

 

「納得感も手放さず、楽をする」は善

台所をなんとか安定的に回せるまで試行錯誤し、現時点での結論を書いてきました。

これは無論、わがやの今現在において有効な方法に過ぎません。

ここからどんどん変化していくでしょう。

 

また、毎日買い物に行ける人には限定的にしか参考にならないだろうし、料理が超絶苦手という方には「難しい」と感じるかもしれません。

ただひとつ言えることは、「納得感もありつつ、楽をするためにはどうするか」をしつこく考えていれば、自分に合ったやり方はかならず見つかるということ。

 

料理が苦手な方は、毎食一汁一菜にするもよし、他の人にやってもらうのもよし、お金を使えるならば外食オンリーだっていいわけです。

(たとえば、専業主婦だから料理をしなくてはならない、なんてことはないとわたしは思っています)

 

なんなら、こういうのもアリですよ!

(弁当ですけど、この精神は応用できる!)

 

 

 

 

自由に発想して、自分に合ったやり方を編み出してうまくいったときの達成感は、なかなかのものです。

 

たかが料理、されど料理。

いや、たかが家事、されど家事、かな。

 

探求・発見がおもしろくて、まだまだ試行錯誤は続きそうです。

 

 

 

 

 

さば味噌煮、餃子、お弁当、おでん、豚スペアリブの叉焼風 2017.11.16~19

今回は11月16日~19日分をダイジェストでお送りします。

 

 

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11月16日(木)

夕ごはん

・ごはん

・さば味噌煮

・ハムユイヨッペン(紅しょうが添え)

・ごぼうと牛カッパ肉のきんぴら(持ち越し)

・白菜のお漬物

……さば味噌煮は、以前作ったときに残った煮汁(冷凍保存)で作りました。そのときは塩辛くなり過ぎたので、今回は気を付けて……と思っていたら、煮詰めすぎてまた辛くなってしまった!

いっしょに煮た大根の拍子木切は、まっ茶っ茶。

さばは、表面にしっかり味がついて中は白い理想の仕上がりだったのでよかったのですが……。

あまり作らないさば味噌煮については、修練が必要です。

 

 

 

 

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11月17日(金)

昼ごはん

・チーズトースト

……最近は、朝ごはんを食べないことがほとんどで、ほうじ茶だけすする感じです。

体が重いのと、朝イチから食欲がわかないこともあり。

昼もチーズトーストを2枚も食べれば十分。(2枚が多いか適量かは議論の分かれるところですが)

今日は、2分ほどグリルで焼いてからケチャップを塗り、シュレッドチーズをかけてチーズがよく溶けてフツフツするまで焼きました。

食べるときに黒こしょうをひきかけます。

この日の午前中に、「あっ、風邪にとっ捕まった!」と感じた瞬間がありました。

そういうこと、ありませんか?

で、まんまと風邪をひきました。

 

 

 

 

 

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11月17日(金)

夕ごはん

・餃子

・ゆでチンゲン菜

……風邪にとっ捕まって食欲がない、やる気もないのを奮い立たせて、餃子製作です。

今日の餃子は、豚ひき肉にキャベツと白菜のみじん切りです。野菜が少なかったせいか、皮が余ってしまいました。

チンゲン菜は、水餃子をゆでる前にゆで、ごま油とオイスターソースをかけただけ。

やっぱり餃子はいつ食べても最高。

 

今日は生活クラブの配送日だったんですが、今週はちょっとどうかというくらい注文しちゃったんですよね。

ぜひ使ってみたい食材や、作りたい料理があったもんで。

食材目白押しですから、風邪だからと怠けるわけにはいきません。

幸せなんだか間が悪いんだかよくわかりませんが、料理だけはやりますよ。

 

 

 

 

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11月18日(土)

昼ごはん

・お弁当

(ゆでウインナー、卵焼き、ゆでブロッコリー、焼いた紅鮭)

……5人分もあると壮観ですが、同じ内容なので手間は大したことはありません。

今回はわりとあっさり味&汁気の少ないおかずになってしまい、お弁当としてはいまひとつ。

来春からは双子さんたちのお弁当生活が待っており、しかも双子さんたちはお弁当が大好きなので、どうせなら楽しく作りたいと今からぼんやり考えています。

 

今日も「昼に食べるんだよ」と何度言っても、朝から食べたい気持ちがダダ漏れていて、ご不満の様子。

結局、10時におやつとしてサブレを食べ、10時半にはとうとう我慢しきれず弁当に手をつけられてしまいました。

で、昼過ぎには「おなかすいた」ですから、こちらとしては脱力です。

最近、本当によく食べるんですよね。

保育園でも、二男は10時半きっかりに「おなかすいた」と言うらしく……。

双子さんたちは3歳男児としては小さめの体格なんですが、抱っこすると妙に重いんですよ。

どこに何が詰まっているのか、ミステリーです。

 

 

 

 

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11月18日(土)

夕ごはん

・おでん

……冬、生活クラブで練り物が豊富な週はおでんを作ることにしています。

今回は、鶏手羽先も入れてみました。

他の具は、大根、こんにゃく、練り物各種、がんもどきです。

双子さんたちは練り物を一切食べず、ひとりはこんにゃく、ひとりは大根ばかり食べます。(シブい……)

そんな双子さんたちには、冷凍のゆでうどんとおでんの汁でうどんも作ってあげました。

 

 

 

 

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11月19日(日)

昼ごはん

・おでん汁でラーメン

・餃子の皮でミニピザ

……おでん汁ラーメンは撮影し忘れです。醤油を足してラーメン用に味を調え、大人は紅しょうがをのせて食べました。

いやこれ、意外においしい!

おでん汁はうどんと決まっていましたが、ラーメンもいけます。

紅しょうがが、ものすごくいい働きをしている。

心なしかとんこつラーメンが食べたくなるのは気のせいか……。

(九州の人間なので、胃袋にとんこつの味が刻印されているようです)

先日の餃子で余らせてしまった餃子の皮は、上にシュレッドチーズと冷凍コーン、もしくはちりめんじゃこをのせてグリルに。

お子さんたちにも好評でした。

 

 

 

 

 

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11月19日(日)

夕ごはん

・豚スペアリブの叉焼風

・じゃがいもと玉ねぎのオーブン焼き

……前に『暮らしの手帖』で紹介されていた、料理研究家の川津幸子さんの叉焼のレシピを豚スペアリブでアレンジ。

これ、びっくりするほど砂糖を使うんです。

最終的には本場の味になってものすごくおいしいので、毎度砂糖の量におののきながらも、やめられません。

今回は900gのスペアリブを仕込みましたが、子どもたちもよく食べて、ちょっと足りないくらいに。

お行儀が悪いですが、たまにはいいかと、みんなで手づかみで食べました。

残ったつけ汁は肉を半量にすれば再利用できるので、鶏もも肉を漬けてみました。

近々、昼ごはんに出そうと思います。

 

 

 

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……ファンキー・シャトーの「ピノ・グリ2016」。スペアリブの脂を流す最高のパートナーでした。(って、風邪ひいてるのに飲んじゃったよ)

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

 

渋柿大作戦! 

青木村は、もうすぐ最低気温が0℃を割り込みます。

山の木々はきれいに色づいて、初冬の気配が濃くなってきています。

 

 

柿の季節です。

 

 

あちこちのお宅に柿の木はあって、昨年もたくさんいただいたのでした。

 

 

今年は、村内の友人Yさんから「渋柿がたくさん生ったんだけど、いらない?」と声をかけていただいて、いそいそと取りに伺いました。

 

立派な柿の木で、びっくりするほど実が生っていました。

あらかじめ枝ごと切ってくださっていて、それをレジ袋に3袋分、ずっしりいただいて帰りました。

 

Yさんからは、「干し柿か、焼酎やブランデーに浸して甘くさせるか」という食べ方を教わりました。

 

せっかくなので、干し柿に初挑戦することに。

 

柿さんたちは待ってくれませんので、時間に余裕のある日の午前中に一気呵成に作業を進めます。

 

 

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わたしが剥いて……

 

 

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夫が麻ひもに結わえていく。

 

連係プレーです。

 

 

Yさんに「素手で剥くと渋がすごいから手袋したほうがいいよ」とアドバイスをいただいていましたが、手袋がなかったので素手でやってしまいました。

鋼の包丁だったこともあってか、鉄分と反応した渋で、包丁と手がどんどん黒くなっていきます。

それでも、ひたすら剥いていく作業は心が無になって、楽しい。

 

夫と他愛もないおしゃべりをしながら、長男に写真を撮ってもらいながら。

こういう季節のしごとはいいものですね。

 

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干し柿は、毎日手で揉むと柔らかく仕上がるのだそうです。

Yさんが教えてくれました。

表面が乾いて触れるようになったら、実践してみたいと思います。

 

 

すでに熟柿(じゅくし)になりかけていたものが何個かあったので、それはよけて柿酢にすることにしました。

 

ヘタと汚れを取り、容器の中に入れていきます。

入れるときは、ヘタがあったほうを下にします。

フタは密閉せず、ほこりよけの紙を巻いて、あとはこのまま冷暗所で放置するだけ。

3か月でお酢になるそうです。

 

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きれいな色ですね。

 

 

柿で酢が作れることを知ったのは、滋賀県は信楽にある「森の宿 いろり~な」にて。

宿主のMさんが、樽の中で作っている柿酢を見せてくれたのでした。

 

 

柿はすごいですね。

甘柿はそのまま食べてよし、渋柿なら干し柿に、葉はお茶に、木は良質のゴルフクラブに(パーシモンクラブってやつですね)、家具や建具に塗って使う防腐効果のある柿渋にもなります。

 

昔、マンガ『美味しんぼ』で仙台駄菓子を取り上げていた回がありました。

老舗の店主が口にした「駄菓子の甘さはつるし柿が基準」という言葉が印象に残っています。

 

柿は東アジア固有種で、海外では「KAKI」で通用するようですね。

 

稲も、お米を食べるほかに、かつては藁が生活の重要な道具に変身していました。

稲と柿は、日本の暮らしに深く結びついている植物なのかもしれませんね。

 

 

さてさて、干し柿と柿酢、どんな仕上がりになるのやら。

 

またレポートいたします!

ごはんを作ることぐらいしか能がない 201711.10~15

今回はダイジェストで送ります。

11月10日~15日分です。

 

 

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11月10日(金)

昼ごはん

・自家製ピタサンド

……パンが食べたいけれど買いに行くのは何か違うと感じて、「そうだ、ピタパンなら家でできるかも?」とレシピ検索。

ありました、ありました。

「強力粉、水、オリーブオイル、塩、ベーキングパウダー」でフライパンでできるレシピです。

アレンジで全粒粉と白ごまを入れてみました。

が、参考にした写真では焼くときれいに膨らんでいたのが、うちのはぜんぜん膨らまず。柔らかすぎたか、ベーキングパウダーが少なかったか。要研究です。

それでも、半分に切ってそおっと開くとちゃんとポケット状になりました。

具はウインナー、即席ザワークラウト(キャベツ、クミンシード、塩、白ワインビネガー)、さば水煮缶です。

すごくおいしくて、冷凍用に多めに作ったのが全部売れてしまいました。

 

 

 

 

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11月11日(土)

朝ごはん

・パンケーキ

・次郎柿

・ミルクティー

……久しぶりのパンケーキです。ずいぶん焦げ茶色に焼けてしまいましたが、これはこれでおいしい。というか、わたしは焼き菓子はかなりしっかり焼きこんだのが好きで(はしばみ色というやつですね)、聞けば長男も「パンケーキは焦げ気味なほうが好き」と言うではないですか。

シロップは竹風堂の栗みつ。

栗の風味が良くて、さらっとした甘さで、とてもおいしいのです。

おそらく、栗の甘露煮などを作ったときに余る汁をうまく再利用、販売しているんだと思うんですが、かなり使えます。

ヘタなメープルシロップよりもおいしくて、おすすめです。

 

 

 

 

 

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11月11日(土)

昼ごはん

・えびチャーハン

・とうもろこしの澄んだスープ

……いつもの卵チャーハンでもよかったんですが、豪華版としてむきえびを入れたら、赤い色がきれいです。えびって、なんでこんなにおいしいんでしょうねぇ。

スープは、いつもの冷凍とりがらスープに、同じく冷凍のホールカーネルコーンを入れただけ。とうもろこしを「たいもりち」と呼ぶ三男が、たくさんおかわりをしていました。

 

 

 

 

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11月12日(夜)

夕ごはん

・ごはん

・里芋と鶏肉のグラタン

・ゆでた小松菜

……前に買った里芋をグラタンに。

里芋は蒸して皮を除き、手で粗く潰しておきます。

鍋で鶏もも肉、玉ねぎ、えのきを炒めます。

これらをベシャメルソース、シュレッドチーズを合わせて耐熱容器に。上にパン粉とシュレッドチーズをのせてオーブンで焼きます。

里芋がこんなにベシャメルに合うとは。これはおすすめです!

 

 

 

 

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11月13日(月)

昼ごはん

・にゅうめん

……長男風邪っぴきにつき、浮かんだのがこのにゅうめん。干ししいたけを甘辛く炊いたのと、錦糸卵をのせて……というところまで具体的に浮かびました。

そんなわけで、朝のうちに干ししいたけを戻しておきました。

錦糸卵は久しぶりに作ります。溶き卵に白たまり、メープルシロップ、水溶き片栗粉を入れて作ります。

ちょっと手間のかかるメニューですが、これがとってもおいしいのです。

汁はだしパックだけでなく、ちりめんじゃこも入れてだしを取っています。

長男は具なしの素にゅうめんを食べました。

 

 

 

 

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11月13日(月)

・大根葉めし

・ひらまさの塩焼き

・絹ごし豆腐とえのきと錦糸卵のスープ

・ごぼうと牛カッパ肉のきんぴら

……生活クラブの大根が立派な葉っぱつきだったので、久しぶりにゆでて刻んで水けをしぼった大根葉と炊き立てごはんを合わせました。

ごぼうは単独できんぴらにと思っていましたが、冷凍庫に以前ゆでて割いておいた牛カッパ肉を発見して、合流させました。

ごぼうと牛肉はよく合いますね。(いや、鶏肉でも豚肉でも合うごぼうがすごいと言うべきか)

スープは、昼の残りの錦糸卵を入れたところ、優しい味に仕上がりました。

同じ卵でも、かきたまにするのとまたぜんぜん違う感じですね。

強いて言うなら、柔らかい干し豆腐といった感じでしょうか。

 

 

 

 

 

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11月14日(火)

昼ごはん

・ごはん

・みそ汁(朝の残り。大根とえのき)

・目玉焼き

・納豆(柚子サルサ入り)

・ごぼうと牛カッパ肉のきんぴら(昨夜の残り)

・白菜のお漬物

……残り物、ありものオンパレードの昼食です。納豆に柚子サルサ(柚子胡椒と同じ)はよく合いますね。目玉焼きは投入タイミングに差ができて、結果的におのおの好みの固さに仕上がって、結果オーライに。家庭料理ならではですね。

 

 

 

 

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11月14日(火)

夕ごはん

・塩バター鍋

・ラーメン

……これも久しぶりの当番メニュー。鶏肉の骨付きぶつ切りはいったんゆでこぼします。大きな鍋に、潰して皮を除いたにんにく5片、鶏肉、水を入れてじっくり煮ていきます。鶏肉がしっかり煮えたらキャベツを入れて蓋をします。キャベツがくったりしたら豚肉、きのこ、塩を入れてひと煮立ち。最後にバターをたっぷり入れて、塩味を調味してできあがり。

食べるときはポン酢がよく合います。醤油、柚子果汁、小ねぎ、柚子サルサで食べました。

シメまで待っていられない双子さん向けに、最初にラーメンを投入。無言で食べてお代わりしていました。

 

 

 

 

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11月15日(水)

夕ごはん

・ごはん

・麻婆春雨

・ごぼうと牛カッパ肉のきんぴら(残り物)

・白菜のお漬物

……わがやは春雨好きが多いので、麻婆春雨は争奪戦になるだろうと踏んで、今日は春雨を多めに戻しました。

ちょっと前に、豚もつをタレに漬けたあとに素揚げしたんですが、そのときの揚げ油がまだ残っていました。タレの香辛料の風味と肉の風味がしっかりついて、香り付きラードのようになっています。

この油を使って、みじん切りのしょうが、豚ひき肉、たっぷりの長ねぎみじん切りを炒め、「黒大豆みそ、自家製みそ、酒、砂糖、にんにく醤油」を混ぜたもので味付け。

とりがらスープと水を加えて煮立てたら、戻して食べやすく切っておいた春雨を投入し、よく味を含ませます。

最後、水溶き片栗粉でまとめて、冷凍グリーンピースを散らしてできあがり。

みんな夢中で食べてくれました。

風邪っぴきだった長男も、「いくらでも食べられる!」と言ってくれるではないですか。

双子さんたちも「これ、おいしいねぇ」、夫も「うまい!」とバクバク食べてくれました。

 

 

先週から今週にかけては、落ち込むこと、自己認識を考え直さないといけない出来事が立て続けに起こって、40にしてようやく歯車がかみ合いはじめていたように感じていた自己肯定感がしゅるるるるるるる~としぼんでしまいました。

 

今のわたしは、料理を作ることぐらいしか能がなく、人を喜ばすこともできないのだなーと感じています。

 

まあ、それだけできりゃ上等じゃないか、という自分もいて。

 

自己認識がどうであろうが、自己肯定感がどうであろうが、日々は続いていきます。

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

長年の醤油さし問題を解決してみた

醤油さし、みなさんはどんなものを使っていますか?

外食すると、ついどういうものを使っているのかチェックしてしまいます。

 

 

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よく見かけるのはこんな感じかな?

 

最近は、シリコン素材をパーツに使って、1滴だけ出すことができるような面白い醤油さしもありますね。

 

 

うちは、長年ガラス製の醤油さしを使ってきました。

白と赤の椿が描かれている、おそらく30mlくらいしか入らない小さいものです。

 

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これは、東京は浅草近隣の「合羽橋道具街」入り口にある食器屋さんで買ったんでした。

和食器の量産品から作家ものまで幅広く扱っているお店でした。

 

そういえば、この蛸唐草の鉢もここで買ってまだ愛用しています。

 

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量産品だと思うんですが(とても安かった)、大きさといい、このいい具合にゆがんだフォルムといい、すごく使えるんですよね。

 

 

えっと、醤油さしです。

この醤油さしはかわいいんですが、液だれするのが難点でして。

それで、液だれしないものを探そうかな……と思いながら、なかなか踏み切れないでいました。

 

夫といっしょに暮らしはじめた頃に買った“年代モン”だから、でしょうか。

 

最近、生活クラブのカタログでガラス製のよさそうな醤油さしがあったので、思い切って買い替えることにしました。

この醤油さしは東京で作っていて、液だれしないのが売りなんだそうです。

かたちもシンプルでいいです。

 

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www.iwasawa-glass.co.jp

 

さっそく使ってみたら、確かに液だれをまったくしない!(下の写真、右が新入りです)

 

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ただ、わりとドバッと出てくるので、量の加減が難しいです。

前のものは、少しだけ使いたいとき、細く出て量がコントロールしやすかったんですよね。

(双子のごはんに醤油をかけるときとかね)

 

これは実際に使って比較してみないとわからなかったことですねぇ。

 

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溝の細さかなぁ……。

 

 

 

ちなみに、ほかに気になっていた醤油さしはこちら。

 

●THE 醤油差し CLEAR 80ml

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THE 醤油差し


 

 

●木村硝子店 テーブルソイソース

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木村硝子店

 

 

●廣田硝子 復刻醤油差し 古代色(亀甲)

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復刻醤油差し 古代色(亀甲)【CRAFT】| 通販、セレクトショップ

 

 

 

……いずれもガラス、それもシンプルなものばかりですね。

磁器でもすてきなものもあるんですが、やはり中身が見えたほうが好ましく。

 

小さな道具ですが、毎日何度も使うので、やはり使い勝手は大事ですね。

食卓にも出すので、できれば佇まいが美しいとベストです。

 

 

 

 

カリフラワーの豆乳鍋 2017.11.9

今日の一皿

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カリフラワーの豆乳鍋

 

 

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朝ごはん

・ほうじ茶

(家族は、いつものごはん&みそ汁です。みそ汁は油揚げと切干大根/昆布だし)

 

 

 

 

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昼ごはん

・小松菜とオイル、レモン、チーズのパスタ

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん

・カリフラワーの豆乳鍋

・カニと海老の海鮮焼売

・蒸し小松菜

 

 

……実は先日、パスタを大量に買ったのです。

 

いつも、スーパーなどで1~2袋ずつ買うということをやっていたんですが、家族5人で1食に500gの乾麺を消費するようになり、それでは追いつかない! ということで、まとめ買いに踏み切った次第です。

 

・フェットチーネ250g×10袋

・全粒粉フジッリ250g×10袋

・全粒粉スペルト小麦スパゲッティ500g×5袋

 

これらが一体どれくらい持つでしょうか?

わたしは、3月くらいまでは持つんではないかと予想しています。

 

そんなわけで、昼はパスタです。

 

先日、ツルヤ神畑店のおつとめ品コーナーで半額になっていたペコリーノロマーノ(羊乳のチーズ)3個を買い占めたのは、何を隠そうこのわたくしです。

その戦利品(?)のチーズを使って、久しぶりに大好きなアレを。

 

1.ペコリーノロマーノはおろし金でたくさんおろしておきます。小松菜は洗ってざく切りに。皿は温めておきます。

2.塩をたっぷり入れたお湯でパスタを時間通りにゆでます。ゆであがる3分ほど前に小松菜を投入して、ゆであがったらいっしょにざるに上げます。

3.温めておいた皿に2を盛り、オリーブオイルをたっぷりまわしかけ、チーズをたっぷり散らします。

4.テーブルについたら、レモンの皮をすりおろし、好みで黒こしょうをひきかけてすぐにいただきます。

 

●チーズはパルミジャーノレッジャーノでも、というかそのほうが万人受けする味になるかも。ペコリーノよりお値段しますが、味は保証します!

●チーズはおろし金でもいいんですが、チーズおろしやグレーターのほうが薄く柔らかい質感になります。

●お皿の温め方は、お湯につけるか、オーブンに入れるかお好みで。

●小松菜は他の青菜でもOK。なければ入れなくても。

●皮をすった後のレモンは2つに切って果汁をかけてもOK。お好みで。

 

今日は、中途半端に余った2.1mmのスパゲッティとフェットチーネを組み合わせました。

時間差でゆでればだいじょうぶ。

食感が違うパスタを組み合わせると、なかなかおもしろいですよ。

 

 

ちなみに、うちで使っているグレーターはこれ。

 

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「Microplane(マイクロプレイン)」の プレミアム ゼスターグレーター。

レモンの皮も削れるし、お手入れも楽で重宝しています。

 

わたしはこの、オイルとチーズのパスタがすごく好きなのです。

かけそばみたいな感じですね。

 

簡単とはいえ、オイルとチーズはくれぐれもケチらないように!

レモンは好みですが、入れると食べやすくなると実感しています。

 

あっ、わたしが「オリーブオイル」と書くときは「エクストラバージンオリーブオイル」のことです。

そこんとこ、よろしく。

 

 

夜は、ウー・ウェンさんのレシピ本でそのビジュアルに度肝を抜かれた「カリフラワーの豆乳鍋」。

これ、カリフラワーを丸ごと使うんです。

 

1.土鍋に水1.5カップ、丸ごとのカリフラワーを入れて火にかけます。

2.沸騰したら弱火にしてふたをして15分煮ます。

3.豆乳4カップを入れて十分温まったらできあがり。

 

●食べるときに「豆板醤大さじ1、ごま油大さじ2、はちみつ大さじ1/2」を混ぜたものをつけます。

 

すっごく簡単ですよね。

塩も入れないし、本当にこれでだいじょうぶなのかなぁ……と実は半信半疑でした。

(尊敬するウー先生を疑うような、不出来な弟子でごめんなさい)

 

これが。

ものすごく、おいしいんです。

 しかも、どこまでもやさしい味。

 

と言いながら、豆板醤がなかったので「塩、ごま油、かんずり」で食べたことはここだけの秘密です。

(これでもじゅうぶんおいしい!)

 

実は、ウー先生のレシピでは、最初の段階で「水1カップ、豆乳1カップ」入れてしまうんです。

でも、豆乳は分離しやすいのでわたしは最初は水だけにしてしまいました。

(チキンな弟子を許してください!)

 

いずれにしても、ビジュアルだけでなく、味にも度肝を抜かれました。

「おつゆ人」である三男はひとりで2~3杯食べていましたよ。

 

焼売は生活クラブの冷凍品。

ふだん、こういうものはめったに買わないのですが(割高だからねー)、たまの贅沢ということで。

とはいえ5人で24個しかなく、みんな「もうちょっと食べたいナ」が本音だったようです。

次は、自分で作ってお腹いっぱい食べることにします。

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮭とほたてと春雨の中華煮 2017.11.8

今日の一皿

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鮭とほたてと春雨の中華煮

 

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朝ごはん

・卵おじや

・栗の渋皮煮

・ほうじ茶

 

 

 

昼ごはん

茅野「傍(katawara)」にて

・ローストビーフ小どんぶりそばセット

 

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん

・鮭とほたてと春雨の中華煮

・油揚げの袋焼き(納豆、昆布、かつおぶし)

・焼きかぼちゃのマヨネーズかけ(おとといの残り)

・野沢菜漬け

 

 

……今日は用事で茅野へ。

 

用事のあと、友人Cさんとお昼を食べました。

連れて行ってもらったのが、おいしいおそばを食べさせてくれる「傍(katawara)」というお店。

 

土蔵の横に平屋の建物があり、古く素朴な雰囲気とモダンさが融合したすてきなお店です。

 

このセットは、もりそばは白と黒の2種出てきて、つけ汁も2種類あります。

薬味に長ねぎとわさびがあるのは定番ですが、さらに「かぼす胡椒」がついていてびっくり。

思わず「大分の方ですか?」と聞いてしまいました。

(「そうではないんですが、好きなんです」とのうれしい答えが)

 

ローストビーフどんぶりは、ごはんに柴漬けのようなものが刻み入れてあり、あとはしその実の漬物、天かすが入っていて、と小技がきいています。

上には生わさびが。

ローストビーフ丼というとがっつりメニューというイメージがありますが、こんなふうに仕立てるとまた違った趣がありますねー。

勉強になります。

 

それにしても天かすって、いい仕事するなー。

 

Cさん、すてきなお店に連れて行ってくれてありがとう!

 

 

夜は、温かくて汁気のあるもの……というイメージで組み立てました。

 

中華煮はごく簡単です。

土鍋の中に「白菜の茎、戻した春雨、白菜の葉、生鮭、ほたて」と重ねていき、「とりがらスープ、水、酒、白たまり、塩、ごま油」を注いでふたをして火にかけるだけ。

いわゆる重ね煮的な作り方です。

 

すごくおいしかったです!

春雨は相変わらず子どもたちに人気です。

 

油揚げの袋は、油揚げを2等分してそれぞれ袋状に開き(破らないように注意!)、具をつめて楊枝で縫うように留めてグリルで焼きました。

中身は「納豆、細く切った昆布、かつおぶし、醤油」を混ぜたもの。

昆布は、昨日の豚しゃぶでだしとして使ったものです。

 

油揚げの袋は、もうちょっと汁気が欲しかったです。

わたし的には王道は「もち、鶏肉、れんこん」でしょうか。

ぎんなんを入れてもいいなぁ。

しかしそれだと、焼くのではなく煮たくなりますね。

煮るんだと、生卵をそっと割り入れて甘辛く煮る……というのも捨てがたい。

 

焼くなら、ブルーチーズ入り、ですかね。

りんごなどの果物を一緒に入れてもよさそう。

おっと、白ワインの栓を抜きたくなっちゃいますよ。

 

ああ、油揚げの袋には夢がありますよ。

これからも研究を続けます。

 

野沢菜漬けは生活クラブのもので、今の時期にしか出ないものです。

本当は、野沢菜漬けは自家製を樽から出して30分以内に食べるもの、なんだそうです。

だから、遠方に住む子どもにも送らず「食べたかったら来なさい」という方もいらっしゃるとか。

うちもいずれ漬けてみたいなぁ。

 

信州に住むようになって、こちらの漬物文化の豊かさに驚いています。

昔ながらの漬物を食べているから、長野県は長寿の方が多いのかもしれませんね。

そうそう、例の大株のセロリもみなさんお漬物にしているそうですよ。

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

豚しゃぶ 2017.11.7

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朝ごはん

・ごはん

・みそ汁(大根、わかめ/昆布だし)

・朝ごはんセット

・ほうじ茶

 

 

 

 

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昼ごはん

・昨日のソースフェットチーネ

・キャベツとセロリのオムレツ

 

 

 

 

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夕ごはん

・豚しゃぶ

・冷凍うどん

・野沢菜漬け

 

 

……今朝の青木村は、こんなんでした。

 

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一面、霧。

子どもを保育園に送る朝8時で、100m先が霞むほどでした。

朝は0℃まで下がり、日中は20℃くらいまで上がります。

 

 

昼ごはんは、昨夜の残り物をリメイクしました。

煮込みハンバーグのソースが少しだけあったので、トマトケチャップとトマトピューレを足して、フェットチーネにからめました。

が、結果的にソースが多くなりすぎてトゥー・マッチに……。

 

イメージとしては、一見足りないくらいのソースを、上手に麺にまとわせながら食べる、だったんですが。

下品なほどにソースが多くなってしまったよ!

 

オムレツは、昨日の焼き野菜等を刻んで入れました。

卵を5個使い、薪ストーブオーブンで焼いたらふっくら仕上がりましたよ。

 

 

夕ごはんは、待望の豚しゃぶ。

肉は、肩ロースとバラです。

1キロ用意しました。

 

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野菜は白菜のみ。

葉と茎に分けて、切り方も変えています。

ちょっと手間なんですが、こうするとぐっと食べやすくなるんです。

 

 

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つけダレは、2種。
・醤油、柚子果汁、大根鬼おろし、小ねぎ、ゆずサルサ(要は柚子胡椒)

・ごま油、塩

 

長男は、わさびや黒こしょうなども使って、錬金術的にアレンジしていました。

 

 

こんなに万全の準備だったのに、双子さんたちはなんと、うどんしか食べず。

作りながら食べる鍋は初めてだったので、警戒したかな?

 

肉や野菜を入れる合間に冷凍うどんを入れて、とりあえず双子さんに食べさせました。

肉、1キロ買ったのにィ。

 

母さんは久しぶりの豚しゃぶがうれし過ぎて食べ過ぎて、食後いろいろ大変なことになったのですが、それはまた今度。

 

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。