京都→富山→石川 2泊3日の子連れ旅で食べたもの
- 京都=肉イベント、富山=海水浴
- 1日目(青木村→京都)
- 2日目(京都→<滋賀、福井、石川>→富山県高岡市)
- 3日目(富山県高岡市→石川県片野→青木村)
- 心にのこったごはんベスト5
- 旅先での子連れごはん
京都=肉イベント、富山=海水浴
ちょっと早い夏休みということで、京都に1泊、富山に1泊する旅に出ました。
メンバーは、夫、長男(8歳)、双子さん(ニア3歳)、わたしの5人です。
3日間食べたものを振り返ります。
1日目(青木村→京都)
朝ごはん
●中央道「駒ヶ岳サービスエリア」にて
・豚汁定食&納豆(夫とわたし)
・きつねうどん(双子さん)
・ラーメン(長男)
昼ごはん
・まるっぽ豆腐定食(夫)
・天丼(長男)
・まるっぽ豆腐うどん&かやくごはんのおにぎり(双子さん)
・鯖寿司の高菜巻き(わたし)
夕ごはん
●京都市「焼肉料理屋 南山はなれ」にて
●宿に帰って
・宴会(昼に買った「鯖寿司の高菜巻き」と「割木の巻寿司」)
・ビール
2日目(京都→<滋賀、福井、石川>→富山県高岡市)
朝ごはん
・ハムトースト&コーヒー(夫)
・ ミックスジュース(長男)
・トースト(双子さん)
・ロールパンセット(わたし)
昼ごはん
●石川県金沢市「金沢まいもん寿司本店」にて
・地魚の回転ずしいろいろ
夕ごはん
・お刺身
・氷見牛の焼き物
・ごはん入りの茶碗蒸し
・タコの酢の物
・氷見うどん……など
3日目(富山県高岡市→石川県片野→青木村)
朝ごはん
●民宿「女岩荘」にて
・ごはん
・あさり汁
・焼き鯖、卵焼き
・いか焼き……など
昼ごはん
・白エビラーメン(夫)
・富山ブラックラーメン(わたし)
●北陸道「有磯海サービスエリア」にて
・ます寿司(夫)
・醤油ラーメン(長男)
・氷見うどん(双子さん)
・牛カルビ丼(わたし)
夕ごはん
●自宅にて宴会
・枝豆
・ウインナー
・スナック
・生ビール、ハイボール……など
心にのこったごはんベスト5
1.熊本あか牛
これこそが、今回の旅行のいちばんのお目当てでした。
京都は北山の「焼肉料理屋 南山」が企画したイベント「いのちをいただく作法」の懇親会でいただきました。
このイベントは「焼き肉料理店×食肉解体のプロ×助産師さん」によるトーク&肉捌き実演という、なかなかお目にかかれない内容でした。
8月2日(水)「いのちをいただく」作法 トーク&肉捌きライブ | 南山からのお知らせ
写真:熟成させた「近江牛(経産牛)」「京たんくろ牛」「熊本あか牛」が登場。
本当においしいものは少量で満足できることを再確認。
赤身の素晴らしさはもちろん、腸とレバーの新鮮さと香りの良さにノックアウトされました。
「焼肉料理屋 南山」は「ミートカレッジ・ギューテロワール」というイベント・研修スペースも運営していて、社員を肉職人の本場フランスに研修に出すなど、牛肉まわりにかなり力を入れています。
選ぶ牛肉についても、いわゆる等級にとらわれない価値観を持っています。肉質がよくないとされがちな経産牛(子どもを産んだ牝牛)も取り入れ、それぞれのお肉の個性を打ち出してます。
また、ムスリムフレンドリーメニューも用意し、ハラール和牛として認められたお肉も提供しているのです。
びっくりしたのは、これから敷地内で食育に力を入れた保育園もはじめるとのこと。
こんな焼肉屋さん、はじめてです。
このお店のためだけに京都に来る価値があるのではないかと感じました。
2.道の駅で買った巻き寿司
1日目の夕食は双子さんたちが思いのほかたくさん食べて、大人は満腹にならなかったので、宿に帰って昼に買った巻き寿司などで宴会をしました。
「鯖寿司の高菜巻き」は、しめさば、せん切りにしたガリ、きゅうりが巻かれているさわやかな巻き寿司。
「割木の巻寿司」は、甘辛く煮た太いごぼう、玉子焼きなどが入ったやさしい味でした。
こういう、地元で長く愛されているであろうお寿司が大好きです。
ちなみに、今回の宿はこちら↓
ヴィラコート烏丸七条 - ゲストハウスイン京都 (京都市) - Booking.com
おそらく以前はワンルームマンションか会社の寮だったところをゲストハウスに改装した宿です。
チェックインはセルフで、宿の管理人に一切会うことはありませんでした。
小さいキッチンと洗濯機、冷蔵庫、浴室乾燥機、ダイニングセットがあり、気軽さと便利さ、清潔感は言うことなし。我々のような子連れにはすごく使いやすかったです。
3.イノダコーヒ本店の朝食
イノダコーヒ本店は、わたしが出張で京都に来たときによく朝ごはんを食べていたお店です。
わたしは旅先での朝食に強い憧れと理想がありまして、贅沢さは求めませんが、心が豊かになるような内容・シチュエーションをどん欲に求めます。
イノダコーヒ本店に家族で来たのははじめてで、ちょっと感慨深いものがありました。
昭和のにおいが濃く残る贅沢な空間です。
ここの「ハムトースト」が大好きすぎて、これしか頼めない体質になっていましたが、今回はロールパンセットにしてみました。エビフライが挟まれているかわいいロールパンでした。
4.金沢の回転ずし
金沢はお寿司のレベルがかなり高いそうで、回転ずしも同じくという話でした。今回は、いちばん人気の「金沢まいもん寿司本店」に行ってみました。
地魚のお寿司がたくさん! 回転ずしと回らないお寿司屋さんでは扱っているネタにかなり違いがあるのですが、ここは回らないお寿司屋さん級のネタを回転ずしで食べられるという印象です。
もちろん、ものによっては決して安くはないのですが(のどぐろは2カン650円。まあ、それくらいしますよね)、子連れにとっては気軽さとハイレベルなネタの融合はありがたい限りです。
生甘海老、ぼたん海老、能登岩だこ、かわはぎ、能登すずき、七尾のあじ、赤いか……どれもおいしかったです。
5.民宿での朝食
民宿の朝ごはんは地味ながら満足感がありました。
白米は炊き立てで、あさり汁もおいしい。
卵焼きは懐かしい甘めの味付けの、ところどころ茶色いホームメイド。
いちばんうれしかったのは、いか焼きです。
まさにめし泥棒。その土地の飾らない料理を食べさせてくれるのがいちばんですね。
ちなみに、今まで食べた旅先の朝食ナンバーワンは、輪島の民宿「深三」です。
地元のものをセンスよく料理してあって、しみじみおいしくて。舟盛りや、いかにも懐石をなぞった風の派手な料理が食べたいわけではないので、どストライクな内容だったのです。
宿の料理はお漬物や珍味・先付といった“外注系”がいまひとつなことが多くて完食できないのですが、「深三」の料理は毎食すべて完食していました。
番外 おみやげで買った「へしこ鯖」
へしこというのは、石川~鳥取にかけて食べられる、糠に漬けた魚介の保存食です。鯖、ふぐの白子、いわしなどが有名です。
わたしはこれが大好きでして。
帰ってきた翌朝に食べましたが、いくらでも食べられるというか……旨みと香りが最高です。
今回は滋賀県を通り、その間、ずっと「鮒ずし食べたい」と思っていました。
へしこには、むくむくわいていた「鮒ずし心」すらも鎮まるほどパンチがありましたよ。
旅先での子連れごはん
朝は6時半に家を出て、8時半に中央道「駒ヶ岳サービスエリア(SA)」、12時過ぎに滋賀県の栗東に。
車で旅に出ると、SAでごはんを食べることがあります。
麺類を頼むことが多かったんですが、値段の割に残念な場合がほとんどで、最近は豚汁定食を頼むことが多いです。
大人のおなかにもやさくて、双子さんくらいの年齢(2~3歳)の子どもに食べさせやすいのもいいところです。
長男は醤油ラーメン一択です。
これはこれで、たいていのところにあるので助かります。
3日目の昼食は、午前中海水浴をして体を使ったせいか、わたしは「ラーメン食べたい」になっていました。
なんならカップヌードルでもいい気分。
ラーメン1杯では足りなくてカルビ丼まで食べてしまいましたよ。
体を使うと、こういうのが本当においしいですね。
ちなみに今回のSAだと北陸道の「有磯海SA」が新しくて、食事系も抜群でした。
道の駅も、子連れの旅だと助かります。
今回は、滋賀県栗東市にある道の駅「アグリの郷 栗東」に行ってみることに。
ここは、幸せの黄色い新幹線(というふれこみの)ドクターイエローが見られる道の駅なのです。
双子さんは現在ドクターイエローに夢中なので、好都合。
たしかに、かぶりつきで東海道新幹線が見られます。
数分ごとに通るので、新幹線好きにはたまりません。
しかも、道の駅としてもがんばっていて、豆腐、ジェラート、パンなど力を入れている商品がいろいろ。
お弁当関係、特に巻きずしがおいしそうで思わず買いこんでしまいました。
豆腐は本当においしくて、特にさいの目切りにした豆腐とお揚げの卵とじがのっているうどんはいかにも関西らしい“おうどん”で、うれしくなりました。
レジの女性に「双子さんですか?」と声をかけられて話していると、「うちも、長男、男の子の双子、さらに4人目も男の子なんですよ」と驚きの告白! 大先輩だ!
「袋はいりません」とお伝えしたのですが、簡単なビニール袋に3人の買い物をそれぞれ分けて包んでくれた心づかいがさりげなくて、感激でした。
(こうやって自分で持てるようにしておかないと、お子さんたちは納得しない)
道の駅は地元の方が働いているので、ちょっとした心遣いを受けたり、子どもフレンドリーだったりすることが多くて、まさに憩いの場です。
地元色豊かな商品を眺めるだけでも楽しいですしね。
……そんなわけで、食生活も充実した3日間でした。
ごちそうさまでした。
明日からもごはんがおいしく食べられますように。