追憶の香港、米めんの焼きそば 2017.08.21
朝ごはん
・ごはん(雑穀ミックス)
・みそ汁(豆腐、わかめ/いりこだし)
・朝ごはんセット
・ほうじ茶
昼ごはん
・米めんの焼きそば
・麦茶
夕ごはん
・ごはん(雑穀ミックス)
・きゅうりのスープ(おろししょうが)
・納豆(青のり、いりごま)
・鶏そぼろ
・きゅうりの漬物
……朝ごはんが「ごはん+みそ汁」だと通常営業感がありますね。
昨日の夕ごはんでは、白米に梅干し一粒を入れて炊きました。
ほのかに酸味と梅の香りが漂って、夏におすすめです。
昼の焼きそばは、長男に絶不評な米めんを使いました。
焼きそばなら何とか食べてくれるかもと思いましたが、体調がいまひとつだったこともあって食べず。
この焼きそばは、香港の「乾炒牛河(ごんちゃうあうほー)」を思い出して食べたくなり、でもぜんぜん違うものになりました。
乾炒牛河は、河粉(ほーふぁん)というきしめんみたいな米めんと牛肉を醤油味(色が濃かったから老抽を使っているのだと思う)で炒めたものです。
香港でこれを食べていたとき、相席になった地元の若い男性から赤いペースト状の卓上調味料をすすめられました。
どうやら、乾炒牛河にはチリソース(辣椒醤/らーじうじょん)をつけて食べるのがお約束のようで、すすめてくれたのでした。
(なんて親切な!)
なんてことを思い起こしていました。
1.しょうがはみじん切り、長ねぎは斜め薄切り、スパムは拍子木切りにします。
2.中華鍋にごま油となたね油を熱し、しょうがを炒めます。香りが立ったら長ねぎを入れ、端がチリチリ焦げるまで炒めたらスパムとむきえびを入れます。
3.湯通ししてやわらかくなった米めん(きしめん状のもの)を冷水でしめ、水気を切って2に入れます。
4.にんにくしょうゆ、オイスターソース、しょっつる、砂糖、五香粉、黒こしょうで味付けし、よく混ぜてできあがり。
しょうが、ねぎ、ごま油、五香粉で中華に寄せていますが、もうほんと、適当です。
だって本物はこんなビジュアルなのですから。
画像:HP「アジアグルメ図鑑(香港)~湾仔、新潮軒の香港焼きそば、干炒牛河」より
http://www.e-asianmarket.com/hkgourmet/hknoodle26.html
おっと、広東語の読みを書いていますが、わたしはしゃべれません。アンチョコはこちらです。
『香港風味 懐かしの西多士(フレンチトースト)』著・野村麻里(平凡社)。わたしの香港食関係の蔵書ではピカイチの内容でした。返還20年ということで出版されたようですが、いまどきこんなニッチな本を出すなんてさすが平凡社。香港ラバーとしてはありがたい。
夜はいよいよ食材が尽きてきて、ごはんとみそ汁でいいやと思いながら、なんとなくかたちになりました。
スープは少し前に作ったウー・ウェンさんのきゅうりスープの焼き直しです。
冷凍庫に鶏スープが2つあったので、そのうちひとつを解凍して、塩とたたききゅうりを入れただけです。
大人は、食べるときにおろししょうがを入れました。
体調がいまひとつで心配していた長男は、夕ごはんにラーメンが食べたいと言い出しました。
ラーメンの麺がなかったのでうどんでラーメン風のものを作ると約束したこともあり、鶏スープを起用したのでした。
結局、長男は空手に行ったら調子を取り戻したみたいで、適当なうどんラーメンを「おいしい、おいしい」と言って食べていました。
自分で黒こしょうまで足して、ちょっと前まではこしょうが少しでも入っていたら「辛い!」と文句を言っていたのに、「かあちゃん! こしょうめっちゃ合う!」と興奮しているではないですか。
長男ももう8歳。
あと2年もすれば半分大人、そして思春期に入っていきます。
絶賛イヤイヤ中のニア3歳児双子さんたちも、気が付けばこうなるのかしら?
今がしんどすぎて(もうほんと、ふたりそろって心が折れそうなほど理不尽なんです……)なかなかそうは思えない毎日ですが。
ふー。
ごちそうさまでした。
明日もごはんがおいしく食べられますように。