一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

追憶の香港、米めんの焼きそば 2017.08.21

f:id:gyogo:20170821211549j:plain

朝ごはん

・ごはん(雑穀ミックス)

・みそ汁(豆腐、わかめ/いりこだし)

・朝ごはんセット

・ほうじ茶

 

 

 

f:id:gyogo:20170821211611j:plain

昼ごはん

・米めんの焼きそば

・麦茶

 

 

 

f:id:gyogo:20170821211640j:plain

夕ごはん

・ごはん(雑穀ミックス)

・きゅうりのスープ(おろししょうが)

・納豆(青のり、いりごま)

・鶏そぼろ

・きゅうりの漬物

 

 

……朝ごはんが「ごはん+みそ汁」だと通常営業感がありますね。

 

昨日の夕ごはんでは、白米に梅干し一粒を入れて炊きました。

ほのかに酸味と梅の香りが漂って、夏におすすめです。

 

昼の焼きそばは、長男に絶不評な米めんを使いました。

焼きそばなら何とか食べてくれるかもと思いましたが、体調がいまひとつだったこともあって食べず。

 

この焼きそばは、香港の「乾炒牛河(ごんちゃうあうほー)」を思い出して食べたくなり、でもぜんぜん違うものになりました。

 

乾炒牛河は、河粉(ほーふぁん)というきしめんみたいな米めんと牛肉を醤油味(色が濃かったから老抽を使っているのだと思う)で炒めたものです。

香港でこれを食べていたとき、相席になった地元の若い男性から赤いペースト状の卓上調味料をすすめられました。

どうやら、乾炒牛河にはチリソース(辣椒醤/らーじうじょん)をつけて食べるのがお約束のようで、すすめてくれたのでした。

(なんて親切な!)

 

なんてことを思い起こしていました。

 

1.しょうがはみじん切り、長ねぎは斜め薄切り、スパムは拍子木切りにします。

2.中華鍋にごま油となたね油を熱し、しょうがを炒めます。香りが立ったら長ねぎを入れ、端がチリチリ焦げるまで炒めたらスパムとむきえびを入れます。

3.湯通ししてやわらかくなった米めん(きしめん状のもの)を冷水でしめ、水気を切って2に入れます。

4.にんにくしょうゆ、オイスターソース、しょっつる、砂糖、五香粉、黒こしょうで味付けし、よく混ぜてできあがり。

 

しょうが、ねぎ、ごま油、五香粉で中華に寄せていますが、もうほんと、適当です。

だって本物はこんなビジュアルなのですから。

f:id:gyogo:20170821215134j:plain

画像:HP「アジアグルメ図鑑(香港)~湾仔、新潮軒の香港焼きそば、干炒牛河」より

http://www.e-asianmarket.com/hkgourmet/hknoodle26.html

 

おっと、広東語の読みを書いていますが、わたしはしゃべれません。アンチョコはこちらです。

 

f:id:gyogo:20170821214405j:plain

『香港風味 懐かしの西多士(フレンチトースト)』著・野村麻里(平凡社)。わたしの香港食関係の蔵書ではピカイチの内容でした。返還20年ということで出版されたようですが、いまどきこんなニッチな本を出すなんてさすが平凡社。香港ラバーとしてはありがたい。

 

 

夜はいよいよ食材が尽きてきて、ごはんとみそ汁でいいやと思いながら、なんとなくかたちになりました。

 

スープは少し前に作ったウー・ウェンさんのきゅうりスープの焼き直しです。

冷凍庫に鶏スープが2つあったので、そのうちひとつを解凍して、塩とたたききゅうりを入れただけです。

大人は、食べるときにおろししょうがを入れました。

 

体調がいまひとつで心配していた長男は、夕ごはんにラーメンが食べたいと言い出しました。

ラーメンの麺がなかったのでうどんでラーメン風のものを作ると約束したこともあり、鶏スープを起用したのでした。

 

結局、長男は空手に行ったら調子を取り戻したみたいで、適当なうどんラーメンを「おいしい、おいしい」と言って食べていました。

 

自分で黒こしょうまで足して、ちょっと前まではこしょうが少しでも入っていたら「辛い!」と文句を言っていたのに、「かあちゃん! こしょうめっちゃ合う!」と興奮しているではないですか。

 

長男ももう8歳。

あと2年もすれば半分大人、そして思春期に入っていきます。

 

絶賛イヤイヤ中のニア3歳児双子さんたちも、気が付けばこうなるのかしら?

今がしんどすぎて(もうほんと、ふたりそろって心が折れそうなほど理不尽なんです……)なかなかそうは思えない毎日ですが。

 

ふー。

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。