一汁一菜でよいという実践

信州のめぐる四季のなかで食と食まわりを坦々と記録する日々。余裕のない日は一汁一菜以下、そうでない日はそれなりに。

きゅうりとトマトのカレー 2017.7.14

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 朝ごはん

・LEVRE and BONのパン

・紅茶

 

 

 

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昼ごはん

かつおたたきのヅケ丼(焼きのり、みょうが、小ねぎ、大葉)

・麦茶

 

 

 

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夕ごはん

・とうもろこしごはん

・きゅうりとトマトのカレー

・麦茶

 

 

……ドクターイエローはご愛敬ということで。

 

朝は昨日のパン(さらに友人Yさんからいただいた!)があったので、紅茶といっしょに久しぶりのパンの朝ごはんです。

 

夫と長男はチーズトースト、双子さんはぶどうパンを気に入ってよく食べていました。

 

わたしは昨夜のことがあったので(食後気持ち悪くなってダウン)、朝は紅茶だけにしました。

 

昼は、昨夜残ったかつおたたきをヅケにしておいたものでどんぶりです。

バットにかつおたたきとにんにくスライスを並べて、醤油と酒を振りかけて冷蔵庫へ。

 

ごはんだけ炊いて、あとはよそうだけ。

 

1.ごはんを丼によそってちぎった焼きのりを並べ

2.ヅケを並べ

3.薬味をたっぷりのせて、ヅケの汁を回しかけます

 

うーん、最高!

しかもこんなに簡単だなんて、言うことナス。

 

長男は、同じく昨夜の残り物だったきゅうりとしらすの酢の物と焼きのりでどんぶりにしていました。

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好みはそれぞれです。

 

さて、夜はきゅうりを大量に使う料理がテーマです。

 

料理家・有元葉子さんのレシピで、たしかきゅうりのカレーがあったような……。

久しぶりに料理本をめくって……ありました。

 

ふむふむ、カレー味のそぼろを作って野菜と和える感じですね。

 

塩もみした玉ねぎを使うとなっていましたが、玉ねぎは火を通さないとおなかがガスっぽくなるので、レシピを少々アレンジさせてもらいました。

 

1.きゅうり6本は蛇腹に切りこみを入れて、乱切りにします。塩をしてしばらく置きます。

2.にんにく、しょうがのみじん切り、クミンシードをなたね油でいためます

3.みじん切りの玉ねぎ1個半を入れ、ほんのり茶色くなるまでいためます。(付きっきりにならなくてOK。ときどき鍋底から混ぜてください)

4.合いびき肉400gを入れて炒め、色が変わったらカレー粉と醤油を。

5.乱切りにしたトマトを入れて混ぜます。

6.火を止めて固くしぼった1を入れ、よくよく混ぜます。

 

食べるときにみょうがのみじん切りと、ウスターソースをかけました。

 

きゅうりを蛇腹に切って塩もみにしているのがポイントですね。

薄切りでは存在感がないし、かといって普通に乱切りしてしまうと硬すぎます。

蛇腹にしてやわらかさと味しみの良さをキープしつつ、乱切りで食べごたえもしっかり。

さらに塩もみにすることで、水っぽさが防げます。

有元さん、さすがだなぁ。 

 

煮込む必要がなく、生野菜が主体になるので、夏場にぴったりですね。

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

とうもろこしのみそ汁 2017.7.13

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朝ごはん

・ごはん(押し麦入り)

・みそ汁(とうもろこし、みょうが、大葉/かつお昆布だし)

・朝ごはんセット

・麦茶

 

 

 

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昼ごはん

LEVRE and BONのパン

・小エビのキッシュ

・ミルクフランス

・自家製ベーコンのベーコンエッグ

・麦茶

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん(生協のコシヒカリ

かつおたたき(にんにく、大葉、小ねぎ、みょうが、マヨネーズ、醤油)

・きゅうりとしらすの酢の物

・冷奴

 

 

……む、む、蒸し暑さに負けてなるものか!

 

というわけで、今朝も絶賛食欲不振中のわたくし、逆張りすることにしました。

ごはんには紅鮭ほぐしと鶏そぼろを同時に混ぜこみ、みそ汁にはバター。

文句あっか! といわんばかりに食ったったわ。

 

とうもろこしみそ汁にバターって、かなり禁断の味ですよ。

これ、とりがらスープで作ったら完全に「コーンバター味噌ラーメンのヌキ」ってやつですよね。

(「ヌキ」というのは、お蕎麦屋さんで「てんぷらそばのヌキ」というと、蕎麦をぬいた「てんぷら&つゆ」を出してくれます。てんぷら入りスープみたいな? 「鴨南蛮のヌキ」もおいしそう。お酒のアテにいいそうですよ)

 

生のとうもろこしが手に入る今、このみそ汁はおすすめですよ。

 

1.とうもろこしの実をはずします

2.だしを沸かして1を入れます

3.火を止めて味噌をとかしたらできあがり

 

食べるときに有塩バターをひとかけ入れてくださいね。

 

とうもろこしの実を「なるべく胚芽からこそげとってやるぜ!」と息まいてこそげていたら、親指を切り、おまけに胚芽部分を深くえぐりすぎたみたいで硬くて食べられない部分ができてしまい、お子さんたちにえらい不評でした。

 

昼は数日前からラーメンを食べにいこうと予定していて、ひそかに楽しみにしていたのですが、夫が夏バテにつき「やめない? この炎天下に並びたくない」と言い出して、パンを買って食べることにしました。

 

自分から希望していて何なんですけれど、キッシュにミルクフランスという高脂肪系でまとめてしまい、さらに自家製ベーコン3枚×卵2個というベーコンエッグを食べ、すごくもたれています。

 

暑さでセルフコントロールができなくなっている気がしますよ。

 

夕ごはんは、大量にいただいているきゅうりを消費すべく、酢の物にしました。

 

1.薄切りにしたきゅうりに塩をしてしばらく置き、水が出たらよくしぼります

2.1としらす、酢、砂糖、いりごまを混ぜ合わせます

 

かそけき味が好きな夫が喜んでいました。

 

わたしは食後、なんだかとっても気持ち悪くなりダウン。

 

ぎぼでぃわどぅい……。

 

昼ごはんの高脂肪と、夕ごはんが冷えたものが多かった(たたきとか冷奴とか)のダブルパンチでしょうか。

 

にもかかわらず三男が「かーかーかーかー」で、「かーかーはおなか気持ち悪いの」と言っても一切聞く耳を持たず。

夫が相手をしようとしても断固拒否で、しまいにはパニックみたいに泣き叫び、おおごとになってしまいました。

 

三男は100%自分の希望を通してくるヒトなので、「ガマンしてるんじゃないか」という気遣いは今のところ無用なんですが、希望をかなえることができない場合はなかなか大変です。

 

ごちそうさまでした。

 

明日はごはんがおいしく食べられますように。

 

カッパのハンバーグ&きゅうりのヨーグルトサラダ 2017.7.12

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朝ごはん

・塩おにぎり

・きゅうり(味噌)

・ほうじ茶

 

 

 

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昼ごはん

・塩おにぎり(朝の残り)

・夏野菜の揚げ浸し(昨日の残り)

・いわし丸干し(おとといの残り)

・じゃがべー(残り)

 

 

 

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夕ごはん

・とうもろこしごはん

・カッパのハンバーグ

・きゅうりのヨーグルトサラダ

 

 

 

……カッパはやはり硬かった。

 

朝はなんとなくおにぎり気分でした。

きゅうりをたくさんいただいたので、きゅうりスティック&味噌もつけました。

わたしはおにぎりは1個だけで、きゅうりばかり食べていました。

 

 

昼は残り物で。

この、残り物の昼ごはんっていいですね。

おなかにもちょうどいいし、「食べようか」となって3分で食べられます。

 

丸干しを食べると「シャキーン!」となる気がするんですが、気のせい?

揚げ浸しはきれいになくなりました。

 

夜は、かねてより課題のカッパ肉展開メニューです。

「フードプロセッサーでミンチにできるか?」を実験です。

 

なにしろ硬いので、調理ばさみでチョキチョキ切ってフードプロセッサーに入れます。

あらびきモードでまわしますが、やはりなかなかすぐにはミンチらしくならず。

硬いのに加えて脂で刃がすべるのか、練り物の素みたいに細かくすりつぶされたような感じになるばかりで、フードプロセッサーから機械油みたいなにおいがして、息切れ気味であることが伝わってきます。

酷使してごめんよー。

 

なんとかミンチっぽくなったので、塩、ナツメグ、黒こしょうとよく混ぜ合わせます。

スキレットを熱してオリーブオイルをひき、小さな丸形にして並べていきます。

 

歯ごたえがあって、なかなかに肉々しいワイルドなハンバーグとなりました。

ウスターソース東御市ケチャップをかけていただきます。

 

とうもろこしごはんは、生のとうもろこしの実を外し、芯とほんの少しの塩といっしょに炊き込みました。

 

きゅうりのヨーグルトサラダは、わたしがひそかに好きなメニューです。

うちはヨーグルトを買うことはあまりないので、ときどきしか作りませんが。

 

1.きゅうりはたたいて塩をします。紫玉ねぎはみじん切りにして塩をします。

2.それぞれ水気をよくよくしぼります。

3.プレーンヨーグルト、塩(塩もみしているので控えめに)、クミンパウダー、ライムしぼり汁(ほかの柑橘でもOK)で和えます。

 

いつもはきゅうりをさいの目切りにしていたんですが、たたいたほうが合いますね。

水気をしっかり出すことがポイントです。

 

じつは、もう一品作ろうか……と思っていたのですが、これ以上はがんばりすぎな気がしてやめました。

実際、きゅうりのヨーグルトサラダが少し残っただけであとは完食だったので、ちょうどよかったことになります。

 

三男がかねてより「たいもりち」と言っていて何のことかわからなかったんですが、今日それが「とうもろこし」のことだとわかったのがうれしかったです。

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

長男の「なす記念日」 2017.7.11

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朝ごはん

・ごはん(昨夜の残りご飯も含む)

・みそ汁(絹ごし豆腐、わかめ/いりこだし)

・朝ごはんセット

・ほうじ茶

 

 

 

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昼ごはん

・ごはん

・みそ汁(朝の残り)

・いわし丸干し

・ちょっと残しのポークランチョンミート、自家製ハムのグリル

・ズッキーニときくらげのフリッタータ(昨夜の残り)

・きゅうりと切干大根と干しあみエビの酢の物(昨夜の残り)

・きゅうりとピクルス(昨日昼の残り)

・じゃがべー(昨夜の残り)

 

 

 

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夕ごはん

・そうめん&ひやむぎ(小ねぎ、大葉)

・夏野菜の揚げ浸し(長なす、黄パプリカ、さやいんげん)

 

 

 

……なすは肉だね。

 

朝は暑くて食欲がいまひとつだったので、昨夜の冷やごはんに鮭ほぐしとほうじ茶をかけてお茶漬けにしました。

 

そのうち、水飯(すいはん)になるかも。

 

昼は残り物オンパレード!

残り物といっても、これだけあると壮観です。

 

じゃがべーと丸干し1本を残し、きれいに食べきりました。

 

昼は麺類が手軽でいいんですが、午後のパフォーマンスと夕方のおなかの空き具合を考えると「ごはん+何か」という一汁一菜的な献立がベストですね。

(今日の昼はぜんぜん一汁一菜じゃないんですけれど)

 

夜は、双子さんのリクエストもあり、冷たい麺祭りです。

 

そのおともとして、満を持して、今夏初の「夏野菜の揚げ浸し」を仕込みます。

 

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あんまり色と質感がきれいなので、思わず写真に撮りました。

 

なすに細かい切り込みを入れる作業がなぜか大好きです。

 

いんげん→パプリカ→なすの順で、素揚げしていきます。

引き上げたそばから、適度に薄めた麺つゆに投入していきます。

 

麺つゆを揚げ浸しで使い切ってしまったので、ここから急きょ麺つゆを作りました。

 

なす嫌いで有名な長男が、めずらしく揚げ浸しに興味を持ちました。

夫とわたしが「なすは揚げ浸しにとどめを刺すねー」「なすは肉だな!」と大絶賛しながら食べていたせいでしょうか。

 

「一口でいいから食べてみ」とすすめたところ……。

 

「ん! おいしい!」と言うではないですか。

結局、3本くらいは食べたでしょうか。

 

そんなわけで、今日は長男の「なす記念日」になりました。

 

ちなみに、わがやにおけるなす料理ベスト3は

3位 焼きなす

1位同着 なすの揚げ浸し&なすの西安

です。

 

この調子で、おいしいものを子どもたちともっともっと共有したいものです。

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

じゃがいもとベーコンの煮物 2017.7.10

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朝ごはん

・ごはん

・みそ汁(玉ねぎ、納豆/いりこだし)

・朝ごはんセット

 

 

 

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昼ごはん

・鶏肉とエビのにんじんピラフ

・きゅうりとピクルスの薬味

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん(押し麦入り)

・じゃがべー

・ズッキーニときくらげのフリッタータ

・きゅうりと切干大根と干しあみエビの酢の物

 

 

 

……じゃがべーとは、わたしが中学生くらいから作っている煮物です。

 

 

朝のみそ汁は、1パックだけ残っていた納豆を包丁でたたいて入れました。納豆鍋の鮮やかな衝撃がまだ続いています。

家族にも好評でした。

 

昼は、鶏肉と玉ねぎでピラフ的なものが食べたい……ところからイメージをふくらませました。

夜に、春雨とエビときくらげのサラダを作ろうと思って解凍していたむきえびは、こちらに使ってしまうことにします。

 

1.厚手の鍋にオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎ1個分を炒めます。あまりいじらず、玉ねぎの端が茶色くなるまで炒めます。

2.小さな角切りにした鶏もも肉1枚を入れます。

3.鶏肉の色が変わったら小さく切ったむきえびを入れます。

4.えびが赤くなってきたら、鬼おろしですりおろしたにんじん1本分を入れ、塩で調味します。

4.洗い米3カップを入れてざっと混ぜ、水を3カップ弱入れます。(このとき、あればとりがらスープ50gも)

5.ふたをして、沸騰したら弱火にして15~20分ほどで炊きあがり。10分ほど蒸らしてから食べます。

 

にんじんを鬼おろしですりおろしているのがコツです。

角切りだと存在感がありすぎて、完全にすりおろしてしまうと存在感がなさすぎて、鬼おろしだとちょうどよいのです。

 

付け合わせの薬味として、ピクルスと自家製きゅうりをさいの目切りにして混ぜ合わせて添えます。

これをピラフと混ぜながら食べると、いくらでも食べられそうでした。

 

長男も喜んで食べていました。

残りをおやつとして食べた双子さんたちにも大好評。

 

夜はじゃがいもを使って、スペイン風オムレツから予定変更で、久しぶりに「じゃがべー」を作ろうと思い立ちました。

 

1.鍋にじゃがいも、切ったベーコン、酒、醤油、砂糖、水を入れます。

2.ふたをして火にかけます。

3.煮立ったら火を弱めて、じゃがいもに火が通るまで煮ます。

3.いったん火からおろして落ち着かせ、食べる直前にもう一度煮ます。

 

超簡単です。

でも、めっちゃおいしいんです。

中学生ぐらいから作り続けていますが、簡単なのでまず失敗しません。

 

今夜は自家製ベーコンだったのでなおさらおいしかったですよ。

 

フリッタータは、さいの目切りにしたズッキーニ2本と、粗く切ったきくらげひとつかみをスキレットで炒めて塩を振り、卵3個を注ぎました。

味つけは塩だけです。

「卵がかろうじてみんなをつなぎとめている」くらいの割合で、とろけるズッキーニときくらげの歯ごたえがたまりません。

 

きゅうりと切干大根の酢の物は、箸休めとして。

塩もみしたきゅうりと戻してしぼった切干と、酢、白たまり、ほんの少しの砂糖、干しあみエビを混ぜます。

切干がピリッと辛くて大人味でした。

 

暑くて、夕ごはんは結局お米を食べる気になれず。

 

明日はまた麺にするかな?

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

香川県「ダイブン」の伊吹島いりこで充実のだしライフ

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写真:今回届いたブツ。いりこ以外に、干しエビ、干しあみエビ、ちりめんを注文しました。これでしばらくは、充実のだし&惣菜ライフが遅れます。保存は冷凍です。

 

 

 

 

 

みそ汁のだしはいりこ

 

わがやのみそ汁はいりこだしを使うことが多いです。

まあ、わたしが大分の海沿い出身なもんで、だしといえばいりこなのです。

 

さぬきうどんブームで人気のあった「東京麺通団」では、かけうどんのいりこだしが蛇口から出る仕様になっていて、そこに「舌にやけつくイリコだし」と書いてありました。

うーん、すごくいい表現だなぁ……ということで、今になっても覚えているわけです。

 

それくらい、いりこはパンチのあるだしがとれるのです。

 

 

 

いりこと煮干しの違い

 

基本的には同じもので青背の小魚を煮て干したもの」です。

「いりこ」が関西、「煮干し」が関東の呼び方と言われています。

青背の小魚を煮て干したもの」には、イワシだけではなくトビウオ、キビナゴなどもあります。

その中で「いりこ」はイワシの煮干しを指すようです。

 

ここでは「いりこ」で統一しますね。

 

 

 

いりこは伊吹島に限る

 

大分にもおいしいいりこはありますが、使ってみて「こ、これは!」と驚愕したのが、香川県伊吹島のいりこです。

 

東京で友人からもらったのが、なれそめだったように記憶しています。

 

その後調べて、わたしが驚愕したいりこは、香川県観音寺市にある「ダイブン」という会社で扱っていることが判明。

 

www.iriko.jp

 

ほら、URLが「iriko」ですから。

 

伊吹島は、観音寺市の西、沖合い10キロほどのところに位置する小さな島です。

全国的に「いりこの島」として知られているとか。

 

伊吹島のいりこが抜きんでているのは、

・島を取り囲む「燧灘(ひうちなだ)」と呼ばれる海域は、原料であるカタクチイワシの豊かな漁場

・水深が浅く流れがゆるやかなので、イワシの骨や身がかたくならない

・通常は分業制のところ、伊吹島では漁から加工まで一貫していて素早く加工できる

・鮮度が良いため、通常は使う酸化防止剤を使わないで済む

といったところに秘密があるようです。

 

 

 

いりこだけで9種類!

 

だしに使ういりこだけで、大きさ、ランクなどで分けて9種類のラインナップが。

(2017年7月現在)

 

わがやではこのうち「伊吹いりこ 良品中羽」を使っています。

だし用としては上物。

中羽というのはいりこの大きさです。中くらいということです。

 

これを、頭やわたを取らずに使うのです。

 

えぐみやくせをどう考えるかは、完全に好みです。

上品にまとめたければ、頭やわたは取ってください。

丸ごと味わいたいならば、丸のままで。 

 

 

 

みそ汁には軽くひとつかみ

 

毎晩、翌朝の分のだしを仕込んでおきます。

といっても、鍋にいりこを軽くひとつかみ放りこんで水を入れておくだけ。

 

いりこは、水出しがいちばんおいしくだしをとれます。

 

朝、これを火にかけて、煮立ったら火を弱めて5分ほどでOK。

(水から煮たほうがいい具は、火にかける前に入れてしまいます)

 

ダイブンのおすすめではもっと多くいりこを使います。

もちろん、そのほうがより濃厚でさらにいりこの本領発揮なだしが取れますが、ついケチってしまいのを許してください……。

 

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写真:このシールを毎回同封してくださるのです。「いりこだ市」にキュンときますよ。

 

 

いりこで煮物

 

わたしの好きな煮物に「いりことかぼちゃの煮物」があります。

 

1.良質のなたね油でいりこを炒めます。

2.そこに切ったかぼちゃを入れ、いりこ油を全体にまとわせて、水を注ぎ、煮ます。

3.かぼちゃが煮えたら、最後、塩で調味してできあがり。

 

いりことなたね油のうまみがストレートに味わえます。

里芋でも合いますよ。

 

なたね油は、低温圧搾でろ過のみのものがおすすめです。

鮮やかな黄色で独特の風味がして、うまみもあります。

 

 

 

まとめ

 

日本人は、こういった小魚の加工品を上手に食卓に上げてきました。

今回買った「干しエビ」も「干しあみエビ」「ちりめんじゃこ」も、じつにいい仕事をしてくれます。

 

多くの人を夢中にさせるさぬきうどんも、麺のコシもさることながら、その強いコシをがっちりと受け止めるいりこだしあっての一品なのですから……。

 

あまりなじみのなかった方も、ぜひトライしてみてください!

 

 

長なすの焼きなす 2017.7.9

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朝ごはん

・塩おにぎり

・パンケーキ(バター、いちごジャム、黒みつ)

・紅茶

 

 

 

 

昼ごはん……写真撮り忘れ<(_ _)>

生活クラブのイベントで

・おにぎらず

・わかめはんぺん入りおすまし

 

 

 

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夕ごはん

・細うどん&ひやむぎ

・薬味(刻みみょうが、小ねぎ)

・にんじんとツナの酢油和え(おととい夜の残りのリメイク)

・焼きなす

・冷奴

 

 

 

……青木村にも本格的な夏がきました。

 

蒸し暑くて、食欲もいまひとつです。

 

と言いながら、今朝はパンケーキが食べたいと昨日から考えて準備をしていました。ただ、双子さんはあまり食べないことが多いので、塩おむすびも用意します。

 

パンケーキづくりは、今日は長男が手伝ってくれました。

丁寧に計量してくれたので、いつもよりおいしくなりましたよ。

 

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写真:朝から台所はフル稼働。無謀かなーと思ったんですが、けっこうスムーズにできました。

 

双子さんたちがめずらしくパンケーキを食べたがりました。

どうも「ちぎちぎ」したかったらしく、小さくちぎっておりました。

 

お兄ちゃんが使っているいちごジャムをほしがるのはいいんですが、いちごジャムばかり食べます。

困ってしまいますが、おいしいから仕方ないですね。

 

昼は、加入している生活クラブ生協のイベントで「おにぎらず」を作りました。

具が豪華かついろんな種類が用意されていました。

焼き肉のたれ味の豚肉、鶏そぼろ、おさかなソーセージ、薄焼き卵、にんじんとツナの和え物、スライスチーズ、野菜各種……。

 

長男も参加して「スライスチーズ、おさかなソーセージ、レタス、きゅうり、マヨネーズ」でひとつ作りました。

 

わたしは「薄焼き卵、ケチャップ味の豚肉、きゅうり、にんじんとツナの和え物」で作りました。

 

とってもおいしかったです。

 

午後は、友人のYさんが掘りたての新じゃがと、ぐみ(枝を切って持ってきてくれました)ラズベリーを届けてくれました。

ぐみとラズベリーは子どもたちが瞬殺にしていました。

 

新じゃがは、明日、スペイン風オムレツにします。

 

夜は「ごはん、みそ汁、野菜の揚げ浸し」を考えていましたが、どうにも暑くて冷たい麺が食べたくなり、予定変更。

 

青木村の「はばっくらファーマーズ」ブランドの細うどん(おいしい!)と、足りなかったのでひやむぎをゆでました。

 

焼きなすは、ツルヤで売っていた熊本産の長なすです。

わたしは九州出身なので、なすといえば長なすなのです。

どう料理してもおいしいですが、やっぱり焼きなすかな。

 

ということで、4本を焼きなすにしました。

明日のみそ汁の具にも流用しようと思って多めに焼いたのですが、大人ふたりで完食でした。

なすはほんと、いくらでも食べられますね。

 

にんじんは、おとといのがまだ残っていて、あまり売れ行きがよくないのでリメイクしました。

昼の生活クラブからインスパイアされ、ツナ缶と混ぜました。

これだけで完売でしたよ。

 

にんじんは、せん切りもいいのですが、にんじんしりしり状にすりおろしたほうが味しみも食感も好みだということがわかりました。

次回はそれで試してみます。

(うちはチーズおろしの粗い目ですりおろします)

 

うどん&ひやむぎは双子さんたちに特に好評で、何度もお代わりしていました。

 

子どもたちだけ食後にスイカを食べて、ようやく夏らしい食卓になってきました。

 

信州の夏は短い。

さあ、夏の野菜をしこたま食べるぞ!

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

 

 

 

トマト納豆鍋 2017.7.8

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朝ごはん

・ごはん

・みそ汁(長ねぎ、わかめ/いりこだし)

・朝ごはんセット

・ゆで大根葉

・ほうじ茶

 

 

 

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昼ごはん

・ひやむぎ&そば

・薬味(みょうが、えごまの葉、紫玉ねぎ、えごま)

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん(押し麦入り)

・トマト納豆鍋(えごま、小ねぎ、えごまの葉、ゆで大根葉)

・にんじん酢油和え(昨日の残り)

・焼き枝豆

 

 

宴会

・ビール、梅酒

・豆腐

・焼き枝豆

 

 

 

……トマト納豆鍋、やばい。

 

 

朝は、ごはんにゆでて刻んだ大根葉と醤油をかけて食べました。

大根の葉っぱはお宝ですね。

 

今日はとても蒸し暑いので、昼は夏らしくひやむぎで。

薬味は以下のラインナップ。

 

・たっぷりの刻みみょうが

・昨夜の残りの紫玉ねぎ、えごまの葉

・炒ってすったえごま

 

夏は、自家製めんつゆの素を常備します。

今日は、今夏初仕込みでした。

 

1.かつおぶしと昆布のだしパック2袋、醤油1カップ、みりん2/3カップ、酒2/3カップを小鍋に入れて火にかけます。

2.煮立ってきたら火を少し弱め、アルコールがあらかた飛ぶまで煮続けます。

3.火を止めて冷まします。

 

これに使うだしパックは福井県敦賀の「奥井海生堂」のもの。

だしパックによくある粉末状ではなく、細かく刻んだ状態になっています。

なので、このめんつゆを作ると、同時にかつおぶしと昆布の佃煮もできて一石二鳥なのです。

 

素と水を1:2.5ぐらいで割って、めんつゆとします。

 

えごまは上田市産のもの。

焙烙(ほうろく)で炒って、ミニすり鉢ですります。

 

うーん、最高。

夏が来たなー。

 

夜は、料理家の細川亜衣さんの本『野菜』に出ていた「トマト納豆鍋」を。

材料を少し変えたので作り方もそれに合わせて変えました。

 

ichijyu-issai.hatenablog.com

 

1.鍋に油をひいて、みじん切りにしたしょうが、にんにく、長ねぎを炒めます。

2.香りが立ったら豚肉切り落としを入れます。

3.塩を振ってよく炒め、脂がしみ出てきたら酒を振ります。

4.納豆を入れて、粘りがなくなって鍋にはりつきそうになるまでしっかりしっかり炒めます。

5.乱切りにした完熟トマト、トマトピューレ、かぶるくらいの水を入れて強火で煮ます。

6.煮込んだら、一旦火を止めて置きます。

7.食べる直前に再度煮立て、ごま油とすったえごまを振ってできあがり。

*細川さんのレシピでは、豚バラ肉のかたまりを5mm厚に切って、香味野菜の前に豚肉を炒めます。

*最後に振るえごまは、半ずりにしたいりごまです。

*完熟トマトは8個、豚バラ肉は400g、納豆は100g使っています。

 

納豆は、粘りがなくなる前に鍋にはりつき始めてしまいました。

酒を入れすぎたかな?

もう一度作って検証してみよう。

 

これ、くせになります。

 

火の入った納豆のいい匂いと、完熟トマトの凝縮感と。

元は韓国料理なのですが、韓国料理は、こういう辛みの入らない穏やかなスープもすばらしいですね。

 

今夜は宴会ですから、みんなお風呂に入って万全の態勢で夕ごはんに臨んだんですが、しっかり汗をかくことになってしまいました。

(絶賛自我芽生え中の三男<ニア3歳児>は、なぜかスープを腕と顔になすりつけており……えーと、納豆菌パック?)

 

いやあ、元気が出るなー。

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

 

カッパの焼き肉&えごまの葉 2017.7.7

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朝ごはん

・ごはん

・みそ汁(えのきだけ、わかめ/いりこだし)

・朝ごはんセット

・ほうじ茶

 

 

 

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昼ごはん

・鶏ひき肉のミートソースパスタ

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん(押し麦入り)

・カッパの焼き肉

・えごまの葉、紫玉ねぎのスライス

・にんじんの酢油和え

・スティックきゅうり

 

 

 

……蒸し暑くなってきて、ごはんがのどを通りにくくなってきました。

なので、ごはんに押し麦を入れて炊いています。

 

昼のパスタは、冷凍してあったソースを使いました。

 

ミートソースといえば「牛ひき肉、鶏の肝とハツ、赤ワイン、トマトピューレ、野菜」でがっつり作るのが好みでしたが、重く感じるようになってきたため、最近は鶏ひき肉で作っています。

 

1.玉ねぎ、セロリ、にんじん、にんにくをみじん切りにします。

2.1を塩とオリーブオイルで炒め、鶏ひき肉を入れます。

3.トマト缶、もしくはざく切りにした生のトマト、乾燥オレガノを入れて煮込みます。

4.塩で調味してできあがり。

 

さっぱりして食べやすいですよ。

今日は、一味を振って食べました。

 

夕ごはんは解凍したカッパでカルビ風に。

「にんにく醤油、酒、ごま油、砂糖、いりごま」を揉みこんでおいて、スキレットで焼くだけ。

えごまの葉で、スライスした紫玉ねぎと焼き肉を巻いて食べます。

葉野菜で巻くといくらでも食べられる気がしますよ。

 

にんじんの酢油和えは、せん切りしてゆでたにんじんをシークヮーサー、白たまり、なたね油」で和えます。

にんじんには、黄色いなたね油がよく合います。

 

カッパの脂を調理ばさみで除いたせいか、かなり食べやすかったです。

(たくさん食べてしまい、あとから「スパーン」になったのはここだけの秘密ですよ)

 

ごちそうさまでした。

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。

 

夫のチャーハン 2017.7.6

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 朝ごはん

 ・ごはん

・みそ汁(じゃがいも、長ねぎ)

・朝ごはんセット

・焼きのり

・ほうじ茶

 

 

 

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昼ごはん

・夫作「鶏ひき肉と玉ねぎのチャーハン」

 

 

 

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夕ごはん

・ごはん

・豚肉切り落としの紅しょうが蒸し

・えのきだけとつる菜の醤油麹和え

・焼きなす

・たたききゅうり(昨夜の残り)

・作りたての鶏そぼろ

 

 

 

……やっと買い物に行けた。

 

 

朝のみそ汁の具は、昨日の夕ごはん準備のときに切っておいたものです。

 

 

朝ごはんセットが「ごまふりかけ、梅干し」だけとさみしかったので、焼きのり選手に登板してもらいました。

4枚出しても足りなくて2枚追加、計6枚も売れました。

 

 

昼ごはんは夫が作りました。

 

こつこつためた冷凍ごはんは昨夜から自然解凍していました。

 

夫に作り方を聞きましたよ。

 

1.なたね油&ごま油で玉ねぎみじん切りを炒め、塩とこしょうを入れます。

2.解凍したごはんを入れて、ほぐしながらじっくり炒めます。

3.ごはんがほぐれたら、鶏ひき肉を入れてさらに炒めます。

4.最後に醤油をまわし入れてよく混ぜたらできあがり。

 

 

わがやのチャーハンはウー・ウェンさんの作り方をもとにしています。 

火を強めず、塩でごはんの水気を出し、じっくり炒めていきます。

 

チャーハンには通常は長ねぎですが、玉ねぎだと甘みが際立っておすすめです。(この点は自己流)

 

 

午後はわたしひとりで外出。

目的地そばに比較的大きい直売所があったので、野菜を買いこみました。

 

ブロッコリー

・ズッキーニ

・大根(葉付き)

・プラム

・ブルーベリー

・シュガープルーン

・トマト×2

ミニトマト×3

・いんげん×2

・えごまの葉

・しょうが

・みょうが×2

・パプリカ

・つる菜

・えのきだけ

 

帰ってすぐ養生、下ごしらえに取り掛かります。

 

つる菜とえのきだけで一品作ろうと思っていたので、そのついでに、大根葉をゆでてみじん切り、ブロッコリーをゆでる下ごしらえも済ませました。

 

これだけでも気が楽に。明日の活力につながりますよ。

 

 

豚肉切り落としで何か食べたい、でも炒める気分じゃない……ということで、蒸し物に仕立てました。

 

1.豚肉切り落としに、酒、白たまり、紅しょうがをもみこんで、セイロに収まる器に並べます。(なるべく平たくなるように並べてください)

2.湯気のあがったセイロに入れ、8~10分。途中様子を見て、火が通っていないところがあれば、豚肉を上下に返す。

3.火が通ったらできあがり。

 

 

つる菜は、肉厚で細かい産毛が生えた青菜です。

見た目はアイスプラントに似ています。

この時期に直売所で見かけますね。

 

味はくせがないですが、ほんの少しだけ、独特なえぐみのようなものを感じてわたしは好きです。

 

つる菜と合わせるえのきだけはいっしょにゆでてしまってもいいですが、ひと手間かけて酒蒸しにするとうまみがぐっと引き出されます。

 

小鍋に酒と切ってほぐしたえのきを入れてふたをし、しんなりするまで加熱します。

 

 

焼きなすは、手で割いて「醤油、オリーブオイル」をかけ、大葉のせん切りを天盛りに。

 

 

夫が「ここ最近、ぼくの好きな感じのメニューが続くなー」と喜んでいました。

その分、お子さんたちにはいまひとつみたいですが……。

(食後にブルーベリーとプラムをたくさん食べていたのは、そのせい?)

 

 

とはいえ、これくらい野菜中心のメニューにできると、体が軽くていいですね。

 

 

ごちそうさまでした。

 

 

明日もごはんがおいしく食べられますように。